韓流が世界を席巻 日本メーカーは低迷
2011年、韓国はウォン安により、自動車の輸出を大幅に伸ばした。自動車の製造に関しても、多くの人が韓国メーカーの質と設計力の高さを認め始めている。これまで日本メーカーが独占していた「安くて性能が高い」という評価は現在、徐々に韓国メーカーに移っている。現代-起亜は659万台と昨年より売り上げを14.8%伸ばし、世界5位の成績を残した。
2011年、日本の自動車業界は大地震とタイの洪水で部品の供給が寸断、日本の8大メーカーの販売台数は2010年より797万台(13.4%)減少した。
そのほか、2008年から続く円高によっても自動車の輸出が激減。トヨタは日本国内での生産が多く、その割合は世界の38%、一方日産は24%、ホンダは22%である。トヨタは日本で生産した自動車の半分以上を輸出しており、日産やホンダよりも円高の影響を大きく受けた。2011年、トヨタの日本での販売台数は前年比6.7%減の164万4661台だった。
一方、日産は世界での売り上げを着実に伸ばした。2011年、日産-ルノーグループの世界での販売台数は739万台、世界4位だった。これに日産がこのほど経営権を取得したロシア大手「アフトワズ」の販売台数を加えると、803万台で、795万台のトヨタを抜き、世界3位になる。また、日産は中国で前年比21.9%増の125万台を売り上げ、日本メーカーではトップの売上を記録した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年2月9日 |