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経済  
中国WTO加盟の決断は正しかった

林国本

中国はWTO加盟10周年を迎え、メディアではこの10年間を振り返るいろいろな企画が組まれている。結論から先に言えば、加盟の決断は正しかった、ということだ。このルビコンの川を渡らなかったら、いまの中国の発展はなかったであろう。

先ず、中国経済が世界経済に融け込み、その過程で大発展をとげたことである。一人当たりのGDPではまだ下位にあっても、総量としては世界で二位の規模となり、総合国力の向上もめざましいものがある。世界の経済成長がスローダウンしている中でも、中国はいくらか影響を受けながらも、高成長を続けている。自主開発力も向上し、宇宙ステーションを構築する段階に入りつつある。国民生活もだんだんと改善されている。もちろん、まだ発展途上の国であるため、内陸部は沿海部に比べると遅れてはいるが、これもだんだんと格差が是正されていくことであろう。

個人のことを取り上げるのは恐縮であるが、前世紀80年代初期に日本を訪問した際、日本のサラリーマンの家庭の三種の神器などはもう大都市では珍しくなくなっているし、何回か買い替えた家庭もかなりある。マイカー族もどんどん増えている。外資系のスーパー、ショッピングモールも、すでに大都市市民たちの消費シーンの一部になっており、ほとんどの人たちは外資系とは知らないで、日常生活のヒトコマと見なしている。日本の「イトーヨーカドー」のお店も、「華堂」という店名がついていて、かなりの人たちは中国系の店だと思ってショッピングを楽しんでいるケースが多い。大都市では子供たちにピアノ、バレエを習わせている家庭が増え、私は「日本では騒音公害という言葉があるが、中国でも家庭に防音設備を作らないと訴えられる日が来るかもしれないぞ」と言っていたのを今でも覚えている。

街角ではKFC(ケンタッキー・フライド・チキン)のお店があちこちで目につき、私のようなロートルも場違いかも知れないが、スターバックスのコーヒーショップに入ったりしている昨今である。

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