経済発展モデルの転換は、すでに一刻も猶予も許されない。経済が、創造革新をエンジンとする、内生的な発展の軌道に乗るよう大いに推進すべきである。
▽引き続き重点産業の調整振興を推し進める。
1、技術改良を一層強化する。2、企業の吸収合併・再編を促進する。3、製品の品質を全面的に向上させる。
▽戦略的な新興産業を大いに育成する。
国際金融危機をきっかけとして新しい科学技術革命と産業革命が芽生えている。戦略的な新興産業を発展させ、経済や技術の要所を制し、また国の未来を決定していくには、チャンスをとらえ、重点を明確にし、なすべきことを必ず成し遂げるようにすることが大切である。新エネルギーや新素材、省エネ・環境保護、バイオ・医薬、情報ネットワーク及び先端製造業を大いに発展させなければならない。新エネルギー・カー、「三網融合(電気通信ネットワーク、ラジオ・テレビネットワーク、インターネットの3つのネットワークの融合)」において実質的な進展を遂げるよう積極的に推進し、モノのインターネットの研究・開発や応用を速める。戦略的な振興産業への資金投入を増やし、政策面から支援を強化する。
▽中小企業の発展をさらに促進する。
1、中小企業向けのサービス体系を確立し、充実させる。2、中小企業に対し引き続き財政面の支援策を実施する。3、金融面から中小企業への支援を強化する。
▽サービス業の発展を速める。
サービス業の発展レベルと国民経済におけるウェートを一層高める。金融、物流、情報、研究・開発、インダストリアル・デザイン、ビジネス、省エネ・環境保護などの生産向けのサービス業を大いに発展させ、サービス業と現代製造業との有機的な融合を促す。
▽省エネ・排出削減課題の難関突破や持久戦にしっかり取り組む。
1、工業、交通、建築を重点として、省エネを大いに推進し、エネルギー効果を高めること。2、環境保護を強化すること。3、循環型経済と省エネ・環境保護産業を鋭意発展させること。
▽地域経済のバランスの取れた発展を推し進める。
引き続き西部大開発を突っ込んで繰り上げ、東北地区などの旧工業基地を全面的に振興し、中部地区の勃興を大いに促し、東部地区の先行発展を積極的支援する。地域の経済・社会の発展を促す諸計画や政策を真剣に遂行する。主体機能区域の建設を早急に推進する。チベットと四省(青海、四川、雲南、甘粛)のチベット族居住区及び新疆の経済・社会の発展にかかわる政策の策定と遂行に重点的に取り組む。
「チャイナネット」 2010年3月5日 |