第11期全国人民代表大会第3回会議は5日午前9時に人民大会堂で開幕し、温家宝総理が政府活動報告を行った。温総理は今年の経済と社会の発展の主な目標について次のように述べた。
今年の経済と社会の発展の主な目標は、国内総生産(GDP)の成長率が約8%で、都市部の新規就業者は900万人以上、都市部の登録失業率を4.6%以内に抑え、消費者物価指数の上げ幅は3%前後、国際収支の状況を改善することである。
GDPの成長率を8%としているのは、主に「堅実な成長」を首位におき、各方面が活動の重点を経済発展モデルの転換や、経済構造の調整に置くよう導くことを強調しているためだ。
消費者物価指数の上げ幅が3%前後なのは、昨年の価格変動のタイムラグ要因や、世界の大口商品価格の波及効果、国内のマネーサプライや銀行貸出の増大によるタイムラグの影響及び住民の受容力を総合的に考慮したもので、資源環境税と資源関連製品の価格改革に一定の余地を残しておくためである。
「チャイナネット」 2010年3月5日 |