世界経済の情勢が未曾有の厳しさを増す中、いかに内需拡大と外需安定を総合的に計画するか?人民日報の記者が商務部の陳徳銘部長を単独取材した。
--今年の中国の対外貿易は全体的にどういった状況か?
陳徳銘部長:深刻な自然災害、100年に1度といわれる世界金融危機、それに複雑な世界経済情勢が絡み合う中、今年の中国の対外貿易は安定した比較的速い発展を維持している。輸出入構造の継続的な最適化、外国貿易の積極的な方式転換によって、輸出入総額は通年で前年同期比約18%増の2兆5000億ドルが見込まれる。
具体的には、技術的価値、付加価値の高い自主ブランド商品の輸出増加が目立ち、外国貿易の半分を占める機械・電器製品の輸出が急成長している。アパレル類や靴類など労働集約型の製品の輸出も安定しており、雇用促進に重要な役割を果たしている。欧米や日本など従来の市場への輸出は大幅に鈍化している一方、ブラジルやインドなどの新興市場への輸出が急増している。原油や鉄鉱石など資源の輸入量を継続的に増加し、国内エネルギー資源の安定した供給を確保している。(編集KA)
「人民網日本語版」2008年12月24日 |