中国工業フォーラムが23日、北京で開催された。テーマは「革新、発展、推進、影響」。中国社会科学院(社会科学アカデミー)工業経済研究所の呂政所長は、今年の中国工業経済の情勢分析の中で、「今年も上昇傾向を維持するが、鈍化する部分もある。北京五輪の中国経済に対する影響はわずかだ」と述べた。「中国新聞網」が伝えた。
フォーラムに先立ち、外国人記者から五輪後に中国経済が落ち込むとの見方が示された。呂所長はこれに答える形で、「五輪の中国経済に対する影響はわずかで、北京や青島で五輪による経済成長の牽引効果が感じられたのを除き、その他の地域では明らかな変化はみられない。五輪への投資額500億元は中国の固定資産投資の全体的規模からみれば小さいもので、中国の全体的な経済成長には影響しない」と述べた。
また呂所長はフォーラムで、2007年の中国工業経済の特徴を総括して次のように述べた。07年の中国工業経済の成長ペースは引き続き高水準を維持し、工業付加価値額の増加率は前年同期を1.7ポイント上回る8.57ポイントに達して、1995年以来の最高を記録し、過熱化の兆しがみられた。中国工業経済が今後もこれほどの急成長ペースを維持することは不可能で、いずれペースダウンが必要になる。(編集KS)
「人民網日本語版」2008年2月25日 |