海外資本市場で上場して7年になる中国石油天然気株式有限公司(中石油)がついに大陸部A株市場に復帰。大陸部投資家の熱い視線を集める中、中石油は5日にA株40億元を発行する。市場の予測によると、上場後の中石油は米国のエクソンモービルを抜いて、時価総額で世界トップに立つ見込みだ。
中石油は大型国有企業の改革と海外上場で先鞭をつけた。2000年4月、設立から1年足らずの同社は米ニューヨーク証券取引所と香港証券取引所に上場し、世界で株式を発行して資金203億元を調達した。
海外資本市場への参入は中石油に大きな変化をもたらした。同公司の蒋潔敏総経理(社長)は「まさしく海外資本市場の力を借りて、中石油は伝統的な国有企業から国際競争力を備えた企業に生まれ変わった。海外資本市場の厳格な監督管理の下で、規範化された企業改革を行い、市場の要求に応え、国際的慣例に従った現代型石油企業に成長した。強い実力と発展への活力をよりどころにして、急速に世界の経済システムに組み込まれていった」と話す。
海外資本市場の力を借りて、中石油は飛躍的かつ急速に発展してきた。現在は国内最大の石油・天然ガス企業であるだけでなく、世界のエネルギー企業の中でもトップクラスにある。投資家に不人気の国有企業から、国内・海外の投資家に認められた世界規模の石油企業へと成長した。また国際市場でしばしば栄誉をたたえられ、時価総額で世界最大の企業に成長。ここまで発展するのに、わずか7年しかかからなかった。(編集KS)
「人民網日本語版」2007年11月5日 |