中国工商銀行はこのほど、46億8300万パタカで澳門誠興銀行の79.9333%株式を取得すると明らかになった。
今回の取引の達成は工商銀行株主会議、中国銀行監督・管理委員会、澳門金融管理局の認可を受けなければならない。
中国工商銀行の責任者によると、買収後、誠興銀行の企業管理、内部コントロールとリスク管理を強化し、中国大陸部と澳門の法律・法規に厳しく基づいて経営を展開していく。これによって、誠興銀行を澳門の優れた銀行に再構築し、澳門の経済発展とシフトチェンジに貢献していくという。
澳門誠興銀行はマカオで資産総額第3位の商業銀行であり、澳門で最大の地元銀行でもある。澳門のマクロ経済の急速な成長による影響を受けて、同行の資産規模がたえず拡大され、経営利益が引き続き向上している。現在、澳門で分店9店舗とATM機47台を所有し、企業と個人向けに幅広い銀行サービスを提供している。2006年12月31日まで、同行の資産総額は253億8700万パタカで、預金残高は225億8700万パタカ、貸付残高は97億3300万パタカだった。
「北京週報日本語版」2007年9月4日 |