中国銀行グローバル金融市場部が6日発表した研究報告によると、中国人民銀行(中央銀行)は先週、預金準備率の引き上げや1千億元の手形回収といった引き締め措置を打ち出したばかりだが、経済運営の現状からみて、下半期にも金利の再引き上げを行う可能性がある。こうした動きと並行して、預金準備率の引き上げと手形の操作とが今後も引き続き「常套手段」になる可能性がある。
報告によると、上半期に発生した穀物価格の高騰が他業界にも波及している。これは話題を集めているインスタントラーメンの業界挙げての値上げ、ファーストフード業界の共同値上げ要求などからもわかる。こうした状況を踏まえて、中国銀行は7月の消費者物価指数(CPI)の前年同月比成長率を4.8~5.1%と予測している。
「人民網日本語版」2007年8月7日 |