中小企業を投資の懐に
中小企業は一貫して外資系銀行から巨大な利益と潜在力を内包する市場と見られてきた。各銀行も視点をここに集中させている。
シティバンクは04年に中小企業(SME)プランを策定。商業銀行部を立ち上げて、専門家が中小企業に専門に対応するサービス部門を設けた。
スタンダード・チャータード銀行によると、03年から中国で中小企業の資産運用業務を全面的に展開しており、顧客は幅広く、貿易や国内取引、製造業など多くの業種をカバーしているという。
HSBCも中小企業融資業務を絶えず開拓しているところだ。同様に、東亜銀行も遅れに甘んじてはいない。先ごろ、深セン支店は深セン中小企業信用担保センターと協力協定に正式に調印。双方は中小企業の担保融資の推薦や独立審査、リスク分担などで合意した。外資系銀行が国内のこうした機関と協定を結んだのはこれが初めてだ。
「北京週報日本語版」2007年7月4日 |