中国共産党第17期中央委員会第6回全体会議(第17期6中全会)が15日から18日にかけて、北京で開催される。会議では、文化体制改革の深化および、社会主義文化の大発展・大繁栄の推進に向けて、全面的な手配が行われる。中央全体会議で「文化」を主要議題として討論するのは2007年に行われた中国共産党第17回全国代表大会以来となり、国家建設における文化建設の意義がより一層顕著となった。中国新聞社が伝えた。
アナリストは、「文化の大発展と大繁栄には、全民族の文化的自覚が必要だ。しかし文化の自発的な発展だけに頼っていてはならない。新たな情勢の中、このような会議が開かれるということは、中共の文化建設への認識が新たな高みに到達したことを意味するだけでなく、文化理論の革新・実践面で指導者層が徐々に成熟に向かっており、文化事業の全面的な繁栄と文化産業の急速な発展を促進する能力が徐々に高まっていることを意味する」と指摘する。
9月26日に行われた中共中央政治局会議では、中国の特色ある社会主義文化発展の道を堅持し、文化体制改革を深化させ、社会主義文化の大発展・大繁栄を推進し、社会主義先進文化前進の方向を堅持し、科学的な発展を主題とし、社会主義の中核的価値体系の構築を根本的な任務とし、人々の精神文化需要を満たすことを出発点・帰着点とし、改革革新を原動力とし、近代化・世界・未来に目を向けた、民族的・科学的・大衆的な社会主義文化を発展させ、高い文化的自覚と自信を育成し、全民族の文化的素質を高め、国の文化的ソフトパワーを強化し、中国文化を発揚し、社会主義文化強国を建設するために努力しなければならないと指摘された。
今回の会議で審議される「文化体制改革の深化および、社会主義文化の大発展・大繁栄の推進についての、若干の重大問題に関する中共中央の決定」では、精神面の指導、体制改革、政策措置などの多方面で手配がなされ、主流文化の育成に重点が置かれているほか、「文化興国」戦略、中国文化の「海外進出」推進などの内容が盛り込まれている。(編集SN)
「人民網日本語版」2011年10月16日 |