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腐敗取締り:大衆の7割が満足するも依然厳しい情勢

 

■成果と問題が併存、腐敗取締りの手は緩められず

2010年5月26日に重大な制度が始まり、全社会の注目を集めた。「指導幹部の個人関連事項の報告に関する規定」だ。これにより全国100万人余りの県・処級以上の指導幹部に、婚姻状態の変化、配偶者や子女の中国大陸部外への転居、就業、所得、不動産、投資などの状況の定期的な報告が義務づけられた。これはわが党による「反腐倡廉」(腐敗の取締り、廉潔な政治の提唱)推進の重要な措置だ。この制度を含む一連の反腐倡廉措置の制定と実施は、中国共産党が腐敗の取締りを強化し続け、その刃をさらに研ぎ澄ませていることを示すものだ。

腐敗は体内のがんのようなもので、転移すれば生命の維持は難しい。腐敗の蔓延によって党は健全な組織を蝕まれ、政権の地位を失う危険に直面する。腐敗問題を解決できるか否かは、人心の向背に直接関わり、党と国家の存亡に関わる。腐敗の蔓延を断固として抑え込むことは、わが党の達成せねばならぬ重大な政治任務であり、中国共産党の直面する厳しい試練でもある。

長年のたゆまぬ努力を経て、わが国の反腐敗闘争は著しい成果を上げ、系統立った対策、全体的な推進という良好な基調を呈している。国家統計局の世 論調査によると2003年から2010年までの間に、腐敗取締り活動への人民大衆の満足度は51.9%から70.6%に上昇し、「腐敗は多かれ少なかれ抑え込まれている」との回答は68.1%から83.8%に上昇。国際社会もこれを積極的に評価している。

一方で、党風廉政建設(廉潔な政治を行う党風樹立)と反腐敗闘争が新たな情況、新たな問題に少なからず直面していること、腐敗が一部の領域で依然多発していること、少数の指導幹部が依然深刻な法律違反、紀律違反を犯していること、腐敗事件の類型・性質・手段に新たな変化が生じていること、指導幹部に態度や廉潔行政の面で依然少なからず問題があること、大衆の訴えが強い一部の突出した問題が依然効果的な解決を得ていないことも直視すべきだ。現段階の反腐敗闘争は「3つの併存」という複雑な局面を迎えている。第1は著しい成果と突出した問題の併存、第2は防止・取締り能力の強化と腐敗多発の併存、第3は腐敗取締りへの大衆の期待の高まりと、腐敗の短期間の根治が困難なことの併存だ。反腐敗闘争の情勢は依然厳しく、任務は依然極めて困難と言えよう。

■腐敗蔓延をどう抑え込むか

現在、わが国の経済・社会体制は深い変革過程にある。歴史の経験は、こうした時期に往々にして腐敗が頻発すること、腐敗の増加が複数の要因によるものであることを物語っている。その要因とは第1に体制の抜け穴、第2に利益の誘惑、第3に監督力不足、第4に道徳的要因である。

このほか反腐倡廉の取り組みには依然弱い部分も存在する。例えば教育の不十分さ、制度の不備、防止力不足などだ。事件の調査においてもエンフォースメントが厳格でなく、厳罰に処分すべき事件が厳罰に処分されないことがある。

腐敗を誘発する主観的、客観的要素が非常に複雑であり、腐敗蔓延の抑え込みが長期的プロセスであることがわかる。抜本的対策と個々の取締りの併行、総合的対策、処罰と防止の併行、防止重視の方針を全面的に貫徹しなければならない。腐敗処罰・防止システムを整備し、腐敗を断固処罰すると同時に、根本的解決と制度整備をより重視し、腐敗を全面的に防止し取り締まる「天の網」を編み、腐敗を最少にまで減らさなければならない。(編集NA)

「人民網日本語版」2011年8月25日

 

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