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政府の支出をいっそう透明に
 

 

必ずしも公開に積極的でない部・委員会 

国務院の要求に基づいて、今年6月に中央本級「三公」経費支出状況が社会に公開された。しかし各部・委員会などの機関が「三公」経費を公開したのは7月初めになってからで、しかもずっと先延ばしにしている部・委員会も多く、あまり公開したがっていないようだ。

王敬波副院長は、部・委員会が「三公経費」公開に積極的でない理由を突き詰めて考えると、主に官僚の官僚至上思想と体制に根ざしており、彼らが「三公経費」を公開したがらないのは自分と部門に与えられていた多くのメリットや特権消費を守りたいからだ、としている。また、外部が想像する通り「三公」経費の使用面には明るみに出せない点がかなりあって、公開後に疑惑の目で見られることを懸念していることも理由だろう。

王敬波副院長は、政府部門にとって予算と決算は始めから存在するものであり、後は社会に向けて公開するかどうかに過ぎない、と言う。「三公」経費公開に制度上の障害はなく、公開するかしないかは主に政府部門、特に行政首長の意向次第だ。政府部門は人々の疑問を受け止めるべきで、もしこれを回避したり隠しだてしたりすれば、社会の不満を増長し、政府部門のイメージに影響するだけである。実際、公開は優れた方法だ。社会が政府部門に対し有効な監督を行えるだけでなく、政府部門の自発的変化、自発的改革を促すこともできる。

公開に積極的でないために、公表済みの「三公」経費のほとんどは比較的おおまかなものになっている。例えば各機関の在職者数が未公表であるため、1人あたり平均支出はどこが多くどこが少ないのかが不明瞭だ。費用支出総額の多寡だけでは何の説明にもならない。このほか、「三公」支出の行政支出全体に占める割合と財政支出に占める割合が未公表であるため、この支出が多いのか少ないのかを判断しようがない。さらに各支出項目の明細状況が公表されていないため、「三公」支出が実際にどういった方面に使われたのかについても知ることができない。公開の過程で、多くの政府部門は明らかに内容を軽んじ形式を重んじている。

 

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