北京市は「三公消費」(公費による外遊、公務接待、公用車の購入・使用)に1年間でいくら費やしているのか?北京市政府は21日午前、社会的関心の高いこの経費について、初めて市人民代表大会常務委員会に報告した。報告によると2010年度に市の党・政府機関、全額支出事業機関の費やした「三公」経費は計11億3000万元だった。
第13期北京市人民代表大会常務委員会・第26回会議で「2010年度北京市決算報告」を行った楊暁超・北京市財政局長は内訳について、外遊費1億3000万元、公務接待費9000万元、公用車の購入・使用・維持費9億1000万元(購入費3億3000万元、使用・維持費5億8000万元)と発表した。
公用車の買い替え、新規購入台数は2035台で、平均購入費は16万200元。総保有台数は2万301台で、平均使用・維持費は2万8800元だった。
ここ数年、北京市は決算情報の公開を推し進め、外部による監督を法に基づき強化している。楊局長によると北京市は国務院と財政部の指示に基づき、2010年度決算の審議内容をさらに詳しくし、「三公」経費の決算データを充実させた。2010年度市財政総決算と「三公」経費決算総額は市人民代表大会常務委員会の承認を経て、市財財政局が公表する。
北京市は予算情報の公開を推し進めている。楊局長によると重点支出を中心に予算報告書の内容をさらに詳細にする。市人民代表大会の審議にまわす対象も45部門から58部門に増やしたうえ、監督強化のため全国に先駆けて項目支出予算表を公開する。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年7月22日
|