「余年のうちに中国共産党の成立90周年を祝うことができて、大変幸せです。私たちは党の教えを永遠に心に刻むだけでなく、これまでのわずかばかりの蓄えを党に献げ、敬愛する党と革命のために命を捧げた烈士に敬意を表したいと思います」。南京大学で29日に行われた中国共産党成立90周年祝賀・表彰大会で、1通の特別な手紙が同大のすべての教員・学生を感動させた。90歳近くになる戈平さんと方培真さん夫婦は、自分達の想いを党に伝え、成立90周年記念日を祝うため、積み立ててきた20万元を党の特別費として納めた。「揚子晩報」が伝えた。
戈平さんは南太原共産党委員会副書記を務め、夫婦の暮らしは決して豊かではない。戈平さんは深刻な肺気腫を患い、長年にわたり酸素マスクを使っており、会話をすることはできない。しかし国家の発展と学校建設事業をずっと気に掛けてきた。
戈平さんの娘の徐正萌さんの記憶では、戈平さんは1942年に新四軍に入隊、国を救おうと抗日戦争に身を投じた。母親の方培真さんは先進的な思潮の影響を受け、上海で地下党工作に従事、二人は江蘇省北部で相思相愛となり、力を合わせて革命事業に身を献げた。解放後、夫婦は教育現場で30年近く奮闘してきた。
夫婦は体の無理が利かないため、徐正萌さんが代理で大会に出席、老夫婦の思いがつづられた手紙を代読した。「私たちの青春は党と共にあった。平穏な人生を送り、たいした功績もない。党の事業に対する貢献が少なすぎた。お恥ずかしい限りです」。(編集HT)
「人民網日本語版」2011年7月1日
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