華国鋒主席が大会の開幕を宣言し、楽隊が『東方紅』を奏した。

華主席は中国共産党中央委員会を代表して、大会に政治報告をおこなった。そのはじめに、華主席の提議で、全員が起立し、わが党、わが軍、わが人民共和国の創設者で、わが国のプロレタリア階級と各民族人民の偉大な指導者であり教師である毛沢東主席に哀悼の念をささげて、昨年逝去された、わが国人民の偉大なプロレタリア革命家で、多年の試練にたえぬいた、毛主席の親密な戦友である、われわれの敬愛する周恩来総理、朱徳委員長に哀悼の念をささげて、十回大会いらいおよびそれ以前の数年のあいだに逝去された、わが国人民の革命事業に卓越した功績をたてたプロレタリア革命家である康生同志、董必武同志、李富春同志、陳毅同志、賀竜同志に哀悼の念をささげて、この期間に逝去された、党と革命に大きな貢献をしたすべての中央委員ならびにその他の同志に哀悼の念をささげて、黙禱した。

華主席は報告のなかで、次のように指摘した。今回の代表大会は、重大な歴史的責務をになっている。それはつまり、毛主席の偉大な旗じるしを高くかかげ、毛主席の遺志を受け継ぎ、王·張·江·姚「四人組」との闘争を総括し、党の基本路線を堅持し、プロレタリア階級独裁のもとにおける継続革命を堅持し、党内党外、国内国外のあらゆる積極的要素を動員し、団結できるすべての力と団結して、かなめをつかんで国を治めるという戦略的決定を実現するため、今世紀中にわが国を偉大な社会主義の現代化された強国にきずきあげるために奮闘するということである。

華主席は次のように指摘した。五十余年にわたる中国革命のすべての勝利は、いずれも毛主席の指導のもとに、毛主席の革命路線にみちびかれてかちえたものである。毛主席の旗じるしは、中国人民の革命の勝利の旗じるしである。毛主席はマルクス·レーニン主義をうけつぎ、まもり、発展させた、現代のもっとも偉大なマルクス主義者である。毛沢東思想は、マルクス·レーニン主義の理論的宝庫のもっとも新しい財産であり、毛主席がわれわれの時代に残したもっとも貴重な遺産である。毛沢東思想の旗じるしは、世界人民の革命の勝利の旗じるしでもある。毛主席が革命理論と革命実践の面で、中国人民のため、全世界のプロレタリア階級と革命的人民のためにうちたてた偉大な功績は、永遠に不滅である。われわれはかならず、毛主席の偉大な旗じるしを高くかかげ、断固としてこれをまもりぬかなければならず、毛主席の偉大な旗じるしを伝家の宝として、代々伝えていかなければならない。これは、われわれ全党、全軍、全国各民族人民の神聖な責務であり、われわれが団結してたたかい、ひきつづき革命をおこなううえでの政治的基礎であり、わが国の社会主義事業と国際プロレタリア革命事業を前進させるうえでの勝利の保証である。

華主席は、わが党の十一回目の路線闘争を総括したさい、次のように指摘した。われわれの毛主席は英明かつ偉大で、「四人組」の反党活動を早くから察知しており、なんどもかれらにたいして厳正な批判ときびしい警告をあたえ、みずからわが党を指導してかれらと再三にわたる闘争をおこなった。毛主席の一連の重要な指示と英明な決定は、のちにわれわれが「四人組」の問題を解決するうえでの基礎をきずいた。党の十一回目の路線闘争の偉大な勝利の功績は、偉大な指導者毛主席に帰すべきであり、偉大な毛沢東思想と毛主席の革命路線に帰すべきであり、われわれの偉大な党、偉大な軍隊、偉大な人民に帰すべきである。

華主席は報告のなかで、プロレタリア階級独裁のもとにおける継続革命についての毛主席の偉大な理論に、正確な解明をくわえた。華主席は、次のように指摘した。毛主席は、マルクスとレーニンの思想をうけつぎ、まもり、発展させ、プロレタリア階級独裁のもとにおける継続革命の偉大な理論を体系的につくりあげた。この偉大な理論は、プロレタリア革命に勝利した国家はいかにしてプロレタリア階級独裁を強固にし、資本主義復活を防止し、社会主義を建設するかについての根本的な道をはっきりとさし示している。これは、毛主席がプロレタリア革命とプロレタリア階級独裁の理論になしたもっとも大きな貢献であり、それはマルクス主義の発展史において、とくに重要な位置を占めている。

華主席は、次のように指摘した。わが党の十一回目の路線闘争は、思想理論上からいえば、プロレタリア階級独裁のもとにおける継続革命の理論を堅持するか、それとも改ざんするか、という問題をめぐってくりひろげられたものである。これが、こんどの路線闘争の重要な特徴である。「四人組」は、毛主席の偉大な理論、社会主義の全歴史的段階における党の基本路線、党内走資派の問題についての毛主席の体系的な論述を全面的に改ざんした。かれらは「老幹部は『民主派』、『民主派』はすなわち『走資派』である」という反革命的政治綱領を持ちだして、われわれの党内と軍隊内に「一つのブルジョア階級」が存在していると誹謗し、社会主義の歴史的段階における敵味方の関係を根本的に転倒して、党、政府、軍隊の数多くの革命的指導幹部を打倒し、わが党をつぶし、われわれの軍隊をつぶし、プロレタリア階級独裁をくつがえし、資本主義を復活させようとした。華主席は毛沢東思想を武器として、「四人組」の反革命的政治綱領を深くほりさげて批判した。華主席は、次のように指摘した。党と国家の最高権力がマルクス·レーニン主義の路線を堅持する指導的中核の手に握られているかぎり、走資派は党内では一にぎりにすぎず、また、たえず摘発され、粛清されていくので、一つのブルジョア階級を形成することは不可能である。わが党の圧倒的多数の老幹部は、プロレタリア革命派であって、決してブルジョア民主派ではない。毛主席の提起した「三つのやるべきこと、三つのやってはならないこと」の基本原則は、党内走資派を見わける根本基準をはっきりさし示している。この基準を堅持すれば、われわれは広範な幹部と大衆をみちびいて、劉少奇、林彪、「四人組」のような、あくまで悔い改めない走資派を的確に識別し、かれらを徹底的に孤立させ、集中的に打撃をあたえることができるのである。