展示に見入る外交官等
14日午後、50カ国の外交官54人が中国共産党の組織、幹部、人材活動について理解するため、中央組織部を訪れた。
■英語で話し、エピソードを紹介
まずトウ声明秘書長が中央組織部の概況や見学予定について説明。中央組織部のほとんどの部署の責任者が顔を揃えており、見学に付き添い、随時応対することを伝えた。
続いて各階の見学を実施。この際、専門の通訳を用意するのではなく、各部署の責任者が各々自らの仕事について英語で説明し、質問に答えたことに外交官等は感銘を受けた。
外交官等は「国際的視野に立った人事」「中国ハイレベル人材誘致計画」の2つの展示に強い関心を寄せていた。また、人材工作局の宋永華副局長が「千人計画」について説明。宋副局長は記者に「外国での勤務経験があるため英語でのコミュニケーションは難しくないが、やはり同僚等と真剣に準備をした」と明かした。
幹部一局の銭鉄軍処長は遼寧省幹部の人事を例に「民主的推薦」「会議での決定」など幹部選抜・任用の各過程について説明した。銭処長は当初、説明の内容が余りにも「専門的」なので、外交官等に話が通じていないのではないかと心配したが、具体的な質問があったことで話が通じていたことがわかり、安心したと言う。
幹部教育局の展示コーナーでは陳徳銘商務部長と肖鋼・中国銀行董事長の研修参加経験に外交官等は強い興味を示した。孫学玉局長は「こうしたエピソードを話し、例を挙げることで、より直接的かつ容易に理解してもらうことができる」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年6月16日
展示内容を携帯電話で撮影するベルギー大使
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