第三条、自分に反対したことがあり、その反対があやまりであったが、そのあやまりを真剣に改める人をもふくめて、大多数の人びとと団結できること。しかし、個人的野心家、陰謀家、二面派にはとくに警戒し、このような悪人が党と国家の各級指導部をのっとるのを防ぎ、党と国家の指導権が永遠にマルクス主義革命家の手に握られるよう保証しなければならない。大多数の人びとと団結し、悪人が党と国家の各級指導部をのっとるのを防ぐ目的は、いずれもプロレタリア階級独裁をうち固めるためである。毛主席はわれわれに、「広はんな大衆と団結し、広はんな幹部と団結し、この二つの九五パーセントと団結しなければならない」と教えている。共産党員、とりわけ党の指導的幹部は、プロレタリア階級の広い気持をもたなければならず、度量がせまくてはならない。大勢を知り、大局を見なければならない。「人間はかわりうるものである」ということをわきまえなければならない。「あやまりを犯した人たちにたいしては、よく改めるようすすめなければならない。人が改めるのを援助しなければならない。その人が真剣に改めたならば、いつまでも批判ばかりしていてはいけない」。
第四条、事あるごとに大衆と相談すること。毛主席はわれわれに、「共産党員は、民主的作風をもつべきで、家父長的作風をもってはならない」「事あるごとに同志たちと相談し、十分に話合い、さまざまな意見に耳を傾けるべきであり、反対の意見ものべさせたらよい」と教えている。これはつまり、「一人できめてしまう」のではなく、「大衆に意見を発表させる」ということである。「会議では賛成しておいて、会議のあとで、それをくつがえしたり、不賛成だといったりしてはならない」。共産党員はよろこんで大衆の小学生となり、大衆と一体となり、大衆のなかから大衆のなかへを実行しなければならない。党の幹部はなおさら、大衆のなかに深くはいって、調査研究をおこない、よく典型をつかみ、また三分の一からはじめて、面での活動をりっぱにやらなければならない。多くの事柄はわれわれにはわからないのだから、大衆がもちだしてきたら、かれらに学び、かれらの先進的経験をおし広めなければならない。
第五条、批判と自己批判を勇敢におこなうこと。これはわが党のすぐれた伝統である。共産党員は批判と自己批判をおこなうなかではじめて、自分を鍛え、自分を高めることができるのである。毛主席は、「いつも、自分が正しくて、まるで真理はすべて自分がにぎっているかのように考えてはならない。いつも、自分だけがよくでき、ほかの人はなにもできない、まるで世の中に自分がいなければ、地球はまわらなくなるかのように考えてはならない」とのべている。共産党員は党整頓のさなかでも、党整頓以後でも、思想の大門をすっかりひらき、大衆が評論するのを歓迎しなければならない。ひとりの人があやまりを犯したばあい、すすんで自己批判をおこない、また人に批判をしてもらって、そのあやまりを改めたなら、それはよい同志である。
共産党員が実行しなければならないこの五個条は、につめていえば、一つはマルクス主義·レーニン主義·毛沢東思想に忠実であり、毛主席のプロレタリア革命路線に忠実であるということであり、一つは大衆を信頼し、大衆に依拠することであり、一つは自分に正しく対処することである。この三つの問題を解決するうえでいちばん大切なのは、世界観を自覚的に改造し、思想上からの完全な入党をめざして努力することである。プロレタリア階級の世界観をうち立て、共産党員の実行しなければならない五個条で自分をきびしく律してはじめて、プロレタリア階級の先進分子といえるのである。このような先進分子が多ければ多いほど、われわれの党組織は戦闘のトリデとしての役割をますます発揮することができるのであり、プロレタリア階級独裁のもとでひきつづき革命をおこなうというわれわれの偉大な歴史的任務はかならず勝利のうちに達成することができるのである。
プロレタリア文化大革命のなかで、党の九全大会の輝かしい導きのもとで、われわれの党はこれまでに見られなかったほど、マルクス主義·レーニン主義·毛沢東思想の基礎のうえに統一され、偉大な指導者毛主席を統帥者とし林副主席を副統帥者とする党中央のまわりに結集した。われわれの党はいま大またで前進している。党整頓·党建設運動をへて、わが党はかならずいっそう強大で、いっそう強固で、いっそう生気はつらつとした党に鍛えあげられるであろう。
われわれは共産党員の実行しなければならない五個条を真剣に学習し、貫徹し、新しい党規約を真剣に学習し、貫徹し、毛主席の党建設の学説を真剣に学習し、貫徹し、党の整頓と党の建設の偉大な成果をもって、また社会主義革命と社会主義建設の偉大な成果をもって、党の五十周年を迎えようではないか。
偉大な、光栄ある、正しい中国共産党万歳!
偉大なマルクス主義·レーニン主義·毛沢東思想万歳!
偉大な指導者毛主席万歳!
(一九七〇年七月一日付『人民日報』より)
「北京週報日本語版」1970年7月7日(No.27)
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