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1990年代  
党の第十五回大会と十五期一中総が閉幕

 

中国共産党第十五回全国代表大会が九月十八日北京で閉幕した。閉幕の会議では、新しい中国共産党中央委員会と規律検査委員会が選出された。

江沢民総書記が主宰したこの日の会議は、全党は鄧小平理論の偉大な旗じるしを高く掲げ、党中央の指導のもとに、中国の各民族人民を結束させ指導して、自信にあふれて中国の特色をもつ社会主義を建設するという偉大な事業を全面的に二十一世紀に向けて推し進めて行くよう呼び掛けた。

会議に出席した代表二千七十四人は無記名投票で、百九十三人の委員と百五十一人の委員候補からなる第十五期中央委員会を選出し、また百十五人の中央規律検査委員会委員を選出した。

会議は、江沢民総書記が十四期中央委員会を代表して行った十四期中央委員会の報告を採択し、十四期中央委員会の活動を高く評価した。また、「中国共産党規約修正案」に関する決議を採択し、この修正案は採択された日から発効することを決定した。さらに中央規律検査委員会の活動報告に関する決議を採択し、中央規律検査委員会の活動を十分に評価した。

九月十二日から開かれた第十五回党大会が議事諸日程を終えた後、江沢民総書記は熱烈な拍手の中で次のように重要なあいさつをした。

今大会は重要な歴史的意義をもつものである。大会は十四期中央委員会の報告を採択し、世紀の変わり目という歴史的高さに立ってこれまでの五年間の経験を総括し、未来について企画し、中国の改革·開放と社会主義現代化建設のために配置をおこなうと同時に、国際と国内の重要問題に対し、指導的な原則と方針·政策を打ち出した。

この報告は集団の英知の結晶であり、党が新しい世紀に目を向けた政治宣言と行動綱領である。

第十五期中央委員会第一回総会は九月十九日、江沢民氏の主宰のもとで開かれた。会議では江沢民氏が中国共産党中央委員会総書記に再選され、李鵬、朱鎔基、李瑞環、胡錦濤らの諸氏が中央政治局常務委員会委員に再選され、尉健行、李嵐清の両氏が同常務委員に選出された。

会議が終わった後、江沢民総書記は報道界の人たちと会見し、次のように述べた。

第十五回党大会はたいへん成功を収めた。世紀の変わり目にあたって、未曾有の挑戦とチャンスに直面し、次の世紀における雄大な目標を実現させるのに自信満々である。「われわれは中国の未来がさらに麗しいものになると信じ、また世界の未来がさらに麗しいものになると信じている。」

新たに当選した中国共産党中央政治局常務委員。左から江沢民、李鵬、朱鎔基、李瑞環、胡錦濤、尉健行、李嵐清の諸氏

「北京週報日本語版」1997年10月7日(NO.40)

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