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1960年代  
中国共産党第七期中央委員会第二回総会での報告

 

 四

都市の闘争で、われわれはだれに依拠するのか。考えのあいまいな一部の同志は、労働者階級に依拠するのではなく、貧民大衆に依拠するのだと考えている。もっと考えのあいまいな一部の同志は、ブルジョア階級に依拠するのだと考えている。工業を発展させる方向については、考えのあいまいな一部の同志は、国営企業の発展をたすけるのではなく、主として私営企業の発展をたすけるのだと考えている。あるいは、その反対に、ただ国営企業に意をそそげば十分で、私営企業などはとるにたりないものだと考えている。われわれは、こういうあいまいな考えに批判をくわえなければならない。われわれは、ひたすら労働者階級に依拠し、その他の勤労大衆と団結し、知識人を獲得し、われわれと協力しうる民族資本家やその代表的人物をできるだけ多く獲得してわれわれの側に立たせるか、中立をたもたせるようにしなければならない。そうすることによって、帝国主義者、国民党、官僚ブルジョア階級とだんこ闘争し、一歩一歩これらの敵にうち勝っていくのである。同時に、われわれは建設事業に着手して、一歩一歩、都市の管理を習得し、都市の生産事業を回復し発展させていかなければならない。生産を回復し発展させる問題については、第一が国営工業の生産であり、第二が私営工業の生産であり、第三が手工業の生産であることを明確にしなければならない。われわれは、都市を接収したその日から、その都市の生産事業の回復と発展に目をむけなければならない。盲目的にゆきあたりばったりに事をはこんで、中心任務を忘れてしまい、そのため、一つの都市を占領してから数ヵ月もたつのに、生産と建設がまだ軌道にのらず、ひどいばあいには、多くの工業が停頓状態におちいって、労働者が失業し、労働者の生活が低下し、共産党への不満がうまれるというようなことになってはならない。そういう状態はまったく許されないことである。そのため、われわれの同志は、ひじょうな努力をはらって生産の技術と生産管理の方法を学ばなければならないし、生産と密接なつながりのある商業、銀行、その他の方面の活動を学ばなければならない。都市の生産を回復し発展させ、消費的な都市を生産的な都市にかえたとき、人民の権力ははじめて強固なものになる。都市のその他の活動、たとえば、党の組織活動、権力機関の活動、労働組合の活動、その他各種大衆組織の活動、文化·教育方面の活動、反革命分子粛清の活動、通信社、新聞、放送局の活動はすべて、生産、建設というこの中心の活動をめぐっておこなわれるのであり、またこの中心の活動に奉仕するのである。もし、われわれが生産活動についてなにも知らず、生産活動を急速に習得することができず、また生産事業をできるだけはやく回復し発展させ、確実な成果をあげて、まず第一に労働者の生活を改善し、さらに一般人民の生活をも改善することができないなら、われわれは権力を維持することができなくなり、もちこたえられなくなり、失敗するであろう。

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