毛沢東主席の中高時代の作文、中国共産党の最初の綱領、中華ソビエト第1回全国代表大会で採択された「中華ソビエト共和国憲法大綱」、中共第7期中央委員会第2回全体会議の決議、1949年10月1日の中華人民共和国中央人民政府公告.....。北京市西城区豊盛胡同にある国家档案局・中央档案館(国立公文書館に相当)に足を踏み入れると歴史の息吹を感じる。「人民日報海外版」が伝えた。
中共中央対外宣伝弁公室は5月31日、建党90周年記念報道発表・取材活動の第一弾として、国内外の記者に中央档案館を公開した。
楊冬権・国家档案局局長(中央档案館館長)によると同館に収蔵されている文書は大きく6つに分類される。第1に1919年の五四運動から1921年の中国共産党成立までに、中国新民主主義革命の先駆者達による新文化運動、中国におけるマルクス主義の普及、中国共産党の創設計画など偉大な革命活動の過程でまとめられた文書。第2に1921年7月の中国共産党の成立以来、中共中央およびその所属機関と支部の各時期の活動においてまとめられた文書。第3に新中国成立前に、各地で成立したソビエト赤色政権、抗日民主政権、解放区民主政権で相次いでまとめられた文書。第4に1949年の新中国成立以来、全国人民代表大会常務委員会、国務院および他の各部・委員会と各直属機関、全国政協でまとめられた文書。第5に一部の全国的な人民団体によってまとめられた文書。第6に党と国家の主たる指導者および前の世代のプロレタリア革命家、著名な社会活動家の自筆原稿、書簡、日記などだ。中でも最も数が多く、整っているのが毛沢東主席の自筆原稿で、計4万点以上ある。
中央档案館は2010年現在で計125万点、約1億ページの文書を収蔵している。このほか写真16万枚、音声・映像テープ1万6000点、電子文書3900点、新聞、定期刊行物、書籍234万冊を収蔵している。
楊局長によるとこれらの文書は中央・国家機関から移管したものが中心だが、国内外の組織や個人から募ったものや、個人から自発的に寄贈されたものもある。(編集NA)
「人民網日本語版」2011年6月1日
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