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評論  
「十二五」計画の策定プロセス

 

党の指導

中国共産党は中国の特色ある社会主義事業を指導する中心的な存在であり、「十二五」計画の研究・策定は終始党中央の直接指導の下で行われてきた。『提案』起草段階で、胡錦濤総書記は何度も中央政治局常務委員会と中央政治局会議を開いて討議し、重大問題に対し重要な指示を行い、計画のテーマ、大筋、主要任務、重大措置について指導的な意見を提起した。2010年2月、『提案』起草グループが設立し、李克強中央政治局常務委員・国務院副総理が責任者となった。『提案』起草の過程で、党中央はこれを極めて重視し、何度も会議を開いて討論し、指示を出し、指導を行って、方向を明確にした。

調査研究をベースにした構想づくり

「十二五」計画の策定はある意味、調査研究の過程でもある。調査研究を時間軸で見てみると、綱要起草前の事前調査、綱要起草中の追跡調査、綱要起草後の補充調査などの段階に分けられる。調査研究の主体で見ると、中央の指導者、全人代代表と政治協商委員、専門家・学者、指導機関などに分けられる。実際に行われた調査研究を見てみよう。2010年3月以降、中央政治局常務委員9名とその他委員がそれぞれ各地に赴いてテーマ別調査を行った。その後、各段階の起草グループの専門家や学者が常に詳細な調査研究を行い、調査を通じて問題を研究し、構想を固めてきた。さらに2009年末には、国家発展改革委員会が東部、西部、中部の三地区でテーマ別調査研究を行った。

民主集中で智恵を結集

「十二五」計画の策定は民主集中制を十分に発揮し、最大限に智恵を結集するプロセスの手本となるものであった。①全党の智恵を結集した。五中総会を前に、党中央は広く党内の意見を集め、全党の智恵を集中させ、『提案』討論稿をまとめた。五中総会では、党中央の智恵が中国共産党第17期全国代表大会の代表一人一人にまで徹底され、その上で再び全党の智恵を集中・結集して、『提案』を審議・可決した。②各界の精鋭の智恵を取り入れた。『綱要』起草の過程で、国務院総理は自ら何度も専門家・企業家・労働者・農民などの代表を集めた座談会を開催した。また国務院も座談会を何度も開き、各地区、各部門の指導者の意見を直接聴取した。国家発展改革委員会は香港と澳門特別行政区の意見を求めた。中共中央は民主党派と全国工商連合会責任者、無党派人士らを集めて座談会を開き党外からの意見を取り入れた。③国民の智恵を取り入れた。国務院は計画策定のための整った国民参画制度を構築し、国家機密に関する内容を除いて、計画立案部門は計画草案の公表や公聴会の実施を通して国民の意見を聴取した。国家発展改革委員会のポータルサイトには提案欄が開設され、国民の意見を公の場で募集し、国民一人一人の智恵を汲み上げて結集した。こうして、中国共産党党員、中国社会各界、中国国民の智恵が十分に取り入れられ、結集されたのである。

「北京週報日本語版」2011年5月17日

 

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