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1980年代  
中国共産党第十一期中央委員会第六回総会の公報

 

習仲勲 陜西省富平県の出身。一九二二年生まれ。一九二六年中国共産主義青年団に加入、一九二八年中国共産党に入党。

一九二六年革命に参加して以降、学生運動に従事。一九三〇年から一九三二年まで西北軍で兵士工作活動に従事。一九三二年から一九三六年まで陜西、甘粛の両省で農民運動を指導、遊撃戦を展開し、陜西·甘粛辺区ソビエト政府主席として、同地区に対する敵の第一、二、三次包囲討伐の粉砕を指導。一九三六年から一九四三年まで関中地区(陜西省中部地区)党委員会書記、分区保安司令部政治委員。

一九四三年から一九四九年まで陜甘寧(陜西·甘粛·寧夏)辺区集団軍政治委員、党中央組織部副部長、党中央西北局書記、西北野戦軍政治委員、西北軍区政治委員として、彭徳懐、賀竜同志とともに延安防衛、陜甘寧辺区防衛、西北地区解放の闘争を指導した。

解放後、西北局第一書記、西北軍政治委員会主席代理、西北土地改革委員会主任として、西北地区の土地改革と民主改革運動を指導。一九五二年以降、中共中央宣伝部長、国務院秘書長、副総理。「四人組」粉砕後、第五期政治協商会議全国委員会常務委員、広東省党委員会第一書記、省革命委員会主任、広東省省長、広州部隊第一政治委員、全国人民代表大会常務委員会副委員長。

中共第七期中央委員候補、同第八期、第十一期中央委員。

党内民主主義の発展

胡耀邦同志は華国鋒同志に代わって、中国共産党中央委員会主席に選出された。これは党内の民主主義がいちだんと発展した証拠である。

今回の改選は、二年らいの実践を通じて正しさが証明され、圧倒的多数の人民の支持を受けている路線に沿って前進をつづけていく党中央の決意を改めて現わしている。

六中総は、華国鋒同志が江青反革命集団粉砕の闘争のなかでうら立てた功績およびその後の有益な活動を確認するとともに、華同志が犯した「左傾」の誤りに批判を加えたが、やはり華国鋒同志を党中央副主席に選出した。こうしたやり方は故毛沢東主席が提唱した―あやまりを犯した幹部をすぐに打倒するのではなく、あやまりを犯しても改める機会を与えなければならないという伝統的なやり方を回復したのである。

党の歴史的経験が物語っているように、いったんあやまりを犯せば、すぐに打倒するということになれば、人々はしりごみし、大胆にものを言わなくなる。これは民主主義の発揚にとって不利である。

昨年八月以降、とくに「建国いらいの党の若干の歴史的問題についての決議」草案を検討する際、少なからぬ党員が、華国鋒同志を批判し、党中央主席に適しないと意見を提出した。

昨年十一月初めに開かれた中国共産党中央政治局会議で、華国鋒同志が自ら解任を要求したが、六中総はその要請をうけ入れた。

(新華社高級編集者 趙 平)

「北京週報日本語版」1981年7月7日(No.27)

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