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1980年代  
建国いらいの党の若干の歴史的問題についての決議

 

歴史が立証しているように、党のうち出した過渡期の総路線はまったく正しいものであった。

(一二)過渡期において、わが党は中国の特徴に適した社会主義的改造の道を創造的に切りひらいた。資本主義工商業にたいしては、委託加工、計画的発注、統一買付·一手販売、取次販売·代理販売、公私合営、全業種の公私合営といった、低い段階から高い段階にいたる国家資本主義の一連の移行形態をつくり出して、かつてマルクスとレーニンが構想した、ブルジョアジーにたいする平和的な買取りを最終的に実現した。個人経営の農業については、自由意志と相互利益、モデルケースの提示、政府の助成という原則にもとづいて、臨時互助組、常設互助組を半社会主義的性格の初級農業生産協同組合に発展させ、さらに社会主義的性格の高級農業生産協同組合へ発展させるという移行形態をつくり出した。個人経営の手工業にたいする改造でも、これと似た方法をとった。改造の過程で、国家資本主義経済と協同組合経済は顕著な優位性を示した。一九五六年になると、全国の大部分の地区で生産手段私有制にたいする社会主義的改造が基本的に達成された。だが、この仕事にも欠点と偏向はあった。一九五五年の夏いらい、農業の協同化および手工業と個人経営商業の改造では、あまりに功をあせり、仕事が粗雑で、変革のテンポが速すぎ、移行形態も単純かつ画一的でありすぎたため、長期にわたって問題をいくつか残すことになった。一九五六年、資本主義工商業の改造が基本的になしとげられてのち、一部のもと工商業者の扱いや処理にも、妥当を欠く点があった。だが、総じていえば、数億の人口を擁する大国で、これほど複雑かつ困難で、深刻な社会的変革を比較的順調になしとげ、工農業と国民経済全般の発展をうながしたことは、たしかに偉大な歴史的勝利である。

(一三)わが国の第一次五ヵ年計画の時期の経済建設は、われわれ自身の努力とソ連その他の友好諸国の支援によって、同様に大きな成果をおさめた。国の工業化に不可欠ではあるが、それまでひじょうに軟弱であった基幹産業も、いくらか建設された。一九五三年から一九五六年にかけて、全国の工業総生産額は年平均一九·六パーセントの伸びを示し、農業総生産額も年平均四·八パーセントの伸びを示した。経済の発展は比較的はやく、経済的効果も比較的よく、重要経済部門相互の比例関係も、比較的バランスがとれていた。市場は繁栄し、物価は安定した。人民の生活にもいちじるしい改善がみられた。一九五六年四月、毛沢東同志のおこなった『十大関係について』の講話は、わが国の社会主義建設の経験を初歩的に総括し、わが国の国情に即した社会主義建設の道をさぐりあてるという課題を提起している。

(一四)一九五四年九月、第一回全国人民代表大会がひらかれ、中華人民共和国憲法が制定された。一九五五年三月にひらかれた党の全国代表者会議では、党を分裂させ、党と国家の最高権力をのっとろうとした野心家高崗、饒漱石にたいする重大な闘争について総括がおこなわれ、党の団結が強化された。一九五六年一月に党中央の開催した知識分子の問題についての会議と、その後にうち出された「百花斉放、百家争鳴」の方針では、知識分子と教育·科学·文化活動についての正しい政策が定められ、これら諸事業の繁栄がうながされた。党の正しい政策、すぐれた作風、高い威信が人心に深く根をおろしたため、広はんな幹部、大衆、青年、知識分子はマルクス·レーニン主義と毛沢東思想を自覚的に学び、党の指導のもとで革命と建設の諸活動に積極的に参加するようになった。革命的で、健全な、活気にみちみふれた社会の倫理と気風が全国に生みだされた。

(一五)一九五六年九月、党の第八回全国代表大会が大きな成功をおさめた。この大会で指摘されたのはつぎの諸点である。わが国では、社会主義制度がすでに基本的に確立している。われわれはまだ台湾の解放、社会主義的改造の徹底的達成、搾取制度の最終的廃絶、反革命残存勢力のひきつづく粛清のためにたたかわなければならないが、しかし、国内の主要な矛盾はもはや労働者階級とブルジョアジーとのあいだの矛盾ではなく、経済、文化の急速な発展にたいする人民の要求と、当面の経済、文化が人民のこの要求を満たしえていない現状とのあいだの矛盾に変わっている。全国人民の主要な任務は、全力をあげて生産力を発展させ、国の工業化を実現し、日ましに増大する人民の物質的·文化的欲望を逐次満たしていくことにある。まだ階級闘争が存在するので、人民民主主義独裁を強めなくてはならないが、その根本的な目的はもはや新たな生産関係のもとで生産力を保護し、発展させることに変わっている―以上が大会で指摘された論点である。大会は、一九五六年五月に党中央の提起した、保守にも反対するし暴走にも反対する、つまり総合的な均衡のなかで着実に前進するという経済建設の方針を堅持した。大会はまた、政権の座にある党の建設強化の問題をとくに提起し、民主集中制と集団指導制の堅持、個人崇拝反対、党内民主と人民民主の発揚、党と大衆との結びつきの強化などを強調した。第八回大会の路線は正しいものであった。それは、新たな時期における社会主義事業の発展と党の建設のために方向を指し示したのである。

 

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