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1980年代  
建国いらいの党の若干の歴史的問題についての決議

 

二、大衆路線とは、すべては大衆のために、すべては大衆に依拠して、また、大衆のなかから大衆のなかへ、ということである。人民大衆こそ歴史の創造者であるというマルクス·レーニン主義の原理を党の全活動に運用し、すべての活動における党の大衆路線をつくり出したこと―これは、敵味方の力関係がいちじるしく隔絶する困難な環境のなかでわが党が長期にわたり革命活動をすすめてきたこのうえなく貴重な歴史的経験を総括したものである。毛沢東同志はつねにこう強調していた。われわれが人民に依拠し、人民の創造力が無限であることを信じ、これをふまえて人民を信頼し、人民と一体になりさえすれば、いかなる困難にもうち勝つことができる。また、いかなる敵もわれわれを最終的に圧倒することはできず、われわれに圧倒されるだけである、と。毛沢東同志はまた、こう指摘した。大衆を指導してすべての実際活動をすすめる場合、指導部が正しい意見をもとうとするなら、かならず大衆のなかから大衆のなかへという方法をとり、指導と大衆との結合、一般的呼びかけと個別的指導との結合を実行しなければならない。つまり、大衆の意見を集中して、系統だった意見にし、これをふたたび大衆のなかにもちこんで、大衆に堅持させ、大衆の行動のなかでこれらの意見が正しいかどうかかを検証するのである。この過程を何度もくりかえして、指導部の認識をより正しく、より生きいきとした、より豊富なものにするのである、と。このように、毛沢東同志はマルクス主義の認識論と党の大衆路線とを統一したのである。党は階級の前衛部隊であって、人民の利益のために存在し、奮闘するが、党は永遠に人民の小部分にすぎない。人民から離れれば、党のすべての闘争と理想は実現しないばかりか、なんらの意義ももたなくなる。革命を堅持し、社会主義事業を前進させるには、わが党はかならず大衆路線を堅持しなければならない。

三、独立自主、自力更生は、中国の実際から出発し、大衆に依拠して革命と建設をすすめてきた必然的な結論である。プロレタリア革命は国際的な事業であり、各国のプロレタリアートの相互支援が必要である。だが、この事業をやりとげるには、なによりもまず、各国のプロレタリアートが自国に立脚点をおき、自国の革命勢力と人民大衆の努力に依拠して、マルクス·レーニン主義の普遍的原理を自国の革命の具体的実践と結びつけ、自国の革命事業をりっぱにやりとげなければならない。毛沢東同志は、われわれの方針は自分の力を根底とすべきで、わが国の実情に適した前進の道をみずからさがしあてる必要があると一貫して強調した。中国のような大国では、とりわけ主に自分の力に依拠して革命と建設の事業を発展させなければならない。われわれはかならず、あくまで奮闘する決意がなければならず、自国の何億という人民の英知と力を信じ、それにたよらなければならない。さもなければ、革命と建設のいずれの面でも勝利をおさめることができず、たとえ勝利をおさめたとしても、それをうち固めることはできない。もちろん、中国の革命と建設は世界から孤立してはいないし、また孤立することもありえない。われわれはいかなる場合にも外国から援助を獲得し、わけてもわれわれに役立つ外国のすべての先進的な事物を学びとらなければならない。鎖国と盲目的な排外、および大国主義的な思想と行動は、まったく誤りである。わが国は経済、文化の面で比較的立ちおくれてはいるが、われわれは世界のいかなる大国、強国、富める国にたいしてもみずからの民族的自尊心と自信を堅持しなければならず、奴隷根性まる出しの卑屈な態度をとることは絶対に許されない。建国前と建国後、われわれは党と毛沢東同志の指導のもとに、いかなる困難のまえにも独立自主、自力更生の決意を揺るがせず、また、いかなる外部からの圧力にも屈服せず、中国共産党と中国各民族人民のなにものをも恐れぬ英雄的な気概を示してきた。われわれは各国人民との平和共存、平等互助を主張する。われわれは独立自主を堅持するとともに、他国人民の独立自主の権利をも尊重する。自国の特徴に適した革命と建設の道は、ただその国の人民のみがみずからさがしあて、つくり出し、決定しうるのであり、いかなる人も自己の考えを他人におしつける権利はない。これこそが真の国際主義であり、さもなければ覇権主義になってしまう。今後の国際関係において、われわれは永遠にこの原則的立場を堅持するであろう。

(三一)毛沢東思想はわが党の貴重な精神的財産である。それは長期にわたってわれわれの行動を導くであろう。マルクス·レーニン主義と毛沢東思想によって育てられた党の指導者と多数の幹部は、これまでわれわれの事業が大きな勝利をかちとるための基本的骨幹であったが、現在と将来においても依然として社会主義的現代化建設の貴重な中堅である。毛沢東同志の重要著作は、多くが新民主主義革命の時期と社会主義的改造の時期に書かれたものであるが、いまなおわれわれのかならず学ばなければならぬものである。これは、歴史というものが途中で断ち切ることができず、もしも過去を知らなければ、当面の問題を知ることができないというただそれだけの理由によるのではない。それはまた、これらの著作に含まれる多くの基本的な原理、原則と科学的な方法が普遍的意義をもつもので、現在と将来においてもわれわれにとって重要な指導的役割をもつからである。したがって、われわれは毛沢東思想をひきつづき堅持し、その立場、観点、方法を真剣に学習し、運用して、実践のなかで生まれてくる新たな状況を検討し、新たな問題を解決しなければならない。毛沢東思想は、マルクス·レーニン主義の理論的宝庫に多くの新しい内容をつけ加えた。われわれは、毛沢東同志の科学的著作の学習をマルクス、エンゲルス、レーニン、スターリンの科学的著作の学習と結びつけるべきである。毛沢東同志が晩年に誤りを犯したからといって、毛沢東思想の科学的価値を認めることを拒み、わが国の革命と建設にたいする毛沢東思想の指導的役割を否定するというような態度は、完全な誤りである。だが、毛沢東同志の言葉にたいして教条主義的な態度をとり、およそ毛沢東同志の述べたことはすべて動かしえぬ真理で、丸写しにするか鵜呑みにするよりほかはないと考え、ひいては毛沢東同志の晩年におかした誤りを実事求是の態度で認めようとせず、新しい実践のなかでこれらの誤りに固執するというこうした態度も、これまたひじょうに正しくない。この二つの態度はいずれも、長期にわたる歴史の試練にたえぬいて科学的理論となった毛沢東思想を、毛沢東同志の晩年に犯した誤りから区別しないものであるが、こうした区別はきわめて必要なのである。われわれは、半世紀をこえる中国の革命と建設の過程でマルクス·レーニン主義の普遍的原理と中国の現実とを結びつけてきたすべての積極的成果を尊重し、新たな実践のなかでこれらの成果を運用し、発展させ、現実に即した新たな原理と新たな結論によってわが党の理論を豊富にし、発展させ、われわれの事業をマルクス·レーニン主義と毛沢東思想の科学的軌道に沿ってひきつづきおしすすめていかなければならない。

 

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