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1980年代  
建国いらいの党の若干の歴史的問題についての決議

 

毛沢東同志の歴史的位置と毛沢東思想

(二七)毛沢東同志は偉大なマルクス主義者であり、偉大なプロレタリア革命家、戦略家、理論家である。毛沢東同志は十年にわたる「文化大革命」で重大な誤りを犯したとはいえ、その全生涯からみると、中国革命にたいする功績は、過ちをはるかにしのいでいる。毛沢東同志にあっては、功績が第一義的で、誤りは第二義的である。毛沢東同志は、わが党と中国人民解放軍の創設および発展のため、中国各民族人民の解放事業の勝利のため、中華人民共和国の創建とわが国の社会主義事業の発展のために、不滅の功績をうち立てた。毛沢東同志は、世界の被抑圧民族の解放と人類の進歩をめざす事業に大きな貢献をした。

(二八)毛沢東同志を主要な代表とする中国の共産主義者は、マルクス·レーニン主義の基本的原理にもとづいて、長期にわたる中国革命の実践での一連の独創的な経験を理論的に総括し、中国の実情に適した科学的な指導思想をつくりあげた。これがマルクス·レーニン主義の普遍的原理と中国革命の具体的実践とを結びつけた所産としての毛沢東思想である。半植民地·半封建的なアジアの大国で革命をおこなえば、多くの特殊で複雑な問題につきあたるのは避けられない。マルクス·レーニン主義の一般的原理を暗記したり、外国の経験を丸写しにしたりするのでは、これらの問題を解決することは不可能である。主として今世紀の二〇年代の後期と三〇年代の前期、国際共産主義運動とわが党内に流行した、マルクス主義をドグマ化し、コミンテルンの決議とソ連の経験を神聖視する誤った傾向は、中国革命をほとんど絶体絶命の苦境におとしいれた。毛沢東思想は、このような誤った傾向とたたかい、この面の歴史的経験をほりさげて総括する過程で、一歩一歩と形成され、発展してきたものである。それは、土地革命戦争の後期と抗日戦争の時期に系統的に総括され、多方面にわたる展開の過程で成熟し、解放戦争の時期と中華人民共和国の成立後にひきつづき発展したものである。毛沢東思想は、マルクス·レーニン主義の中国における運用と発展であり、実践によってその正しさが立証された中国革命の正しい理論的原則と経験の総括であり、中国共産党の集団的な英知の結晶である。わが党の多くのすぐれた指導者は、みなそれらの形成と発展に重要な貢献をしてきたが、毛沢東同志の科学的著作はその集中的な概括である。

(二九)毛沢東思想の内容は多方面にわたるものである。それは、次の諸方面での独創的な理論によって、マルクス·レーニン主義を豊富にし、発展させた。

一、新民主主義革命について。毛沢東同志は、中国の歴史的状況と社会的状況から出発し、中国革命の特徴と中国革命の法則を深く研究して、民主主義革命におけるプロレタリアートの指導権についてのマルクス·レーニン主義の思想を発展させ、プロレタリアートの指導する、労農同盟を基礎とした人民大衆の反帝、反封建、反官僚資本主義の新民主主義革命についての理論をうち立てた。この面のおもな著作には、『中国社会各階級の分析』、『湖南省農民運動の視察報告』、『小さな火花も広野を焼きつくす』、『「共産党人」発刊のことば』、『新民主主義論』、『連合政府について』、『当面の情勢とわれわれの任務』がある。その基本的論点は、まず第一に、中国のブルジョアジーは二つの部分からなり、一部は帝国主義に依存する大ブルジョアジー(買弁ブルジョアジー、官僚ブルジョアジー)、他の一部は革命を求めてはいるが動揺もしている民族ブルジョアジーであると認めている点である。プロレタリアートの指導する統一戦線は、民族ブルジョアジーの参加をかちとらなければならず、特殊な条件のもとで大ブルジョアジーの一部をも含めて、もっと略主要な敵を最大限に孤立させなければならない。ブルジョアジーと統一戦線を結成する場合には、プロレタリアートの独自性を保持し、団結もすれば闘争もし、闘争によって団結を求めるという政策をとらなければならない。また、ブルジョアジー、主として大ブルジョアジーとの分裂をよぎなくされた場合には、大ブルジョアジーを相手に大胆かつ巧みに断固とした武装闘争をすすめ、同時にひきつづき民族ブルジョアジーの支持または中立をかちとらなければならない。基本的論点の第二は、中国にはブルジョア民主主義がなく、反動支配階級が武力をたのんで人民への独裁テロ支配をおこなうため、革命は長期の武装闘争を主要な形態とするよりほかはないと認めている点である。中国の武装闘争は、プロレタリアートの指導する、農民を主体とした革命戦争である。農民はプロレタリアートのもっとも信頼できる同盟軍である。プロレタリアートは、自らの前衛を通じ、その先進的な思想と組織性、規律性によって農民大衆の意識をたかめ、農村根拠地をうち立て、長期にわたる革命戦争をすすめて、革命勢力の発展と成長をはかることが可能であり、またそうすることが必要でもある。毛沢東同志は、「統一戦線と武装闘争は敵にうち勝つ二つの基本的な武器」であると指摘し、これに党建設を加えて、革命の「三つの宝」と言っている。上に述べたことこそ、中国共産党が全民族の指導的中核となり、農村で都市を包囲し、最終的に全国的勝利をかちとるという道をつくり出すことのできた基本的なよりどころである。

 

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