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1980年代  
中国共産党創立六十周年祝賀集会での演説

 

われわれはひきつづき中国の革命の歴史を学習し、研究しなければならない。それは、今日の中国が昨日の中国から発展したものだからである。ところが、われわれは昨日の中国についての理解があまりにも多いのではなく、あまりにも少ないのである。われわれはとくに今日の中国を研究しなければならない。なぜなら、うるわしい明日をつくり出すには、まずもって今日の中国にたいする比較的正しい認識に立たなければならないからである。ところが、われわれは現実の中国の国情についても、社会主義建設の客観的法則についても、知っていることが非常に多いのではなく、あまりにも少ないのである。

われわれの事業は総体的なもので、統一した奮闘目標を持っているが、わが国は広大な国土をもつ国であり、状況は千差万別である。そのため、われわれは、全局を研究し、全局に精通することと、局部を研究し、局部に精通することとを緊密に結びつけることが要求される。全局を見ず、統一を無視して、局部を指導すれば、全体から逸脱した盲目的な活動をする誤りを犯すことになり、局部を否定し、特殊性を無視して全局を指揮すれば、全体から逸脱した主観的独断の誤りを犯すことになる。われわれ中国の共産主義者は、遠い見通しのきく卓見も持ち、実際に即した精神も持つ革命者でなくてはならない。

われわれは自力更生を強調し、自分の力で自分の問題を解決し、自分自身の経験を大切にすることを強調する。しかし、われわれは尊大にかまえて、他人の経験を軽視するようなことがあってはならない。成功の経験であると失敗の経験であるとを問わず、われわれ自分自身の分析によって、他人の経験から有益な、鑑とするに足るものを汲みとらなければならない。したがって、われわれは自分の経験を研究、総括することに努めると同時に、他国や他の地域や他人のものを研究し、これを分析することに努めなければならない。

マルクス主義の普遍的原理と中国の実際とを結びつけるには、実践、認識、ふたたび実践、ふたたび認識という循環、反復した長期の過程を経る必要がある。新たな歴史的時期に、われわれは思想を解放し、実践のなかでの新たな状況、新たな問題にたえず接触し、それを発見して、頭のなかに豊富多彩な具体的感性知識を持たなければならず、同時に頭を働かせて、社会科学と自然科学の知識と方法を把握することに努め、感性知識を理性知識にまで高め、それをかなり系統的な、筋道の通った理論的認識とし、またたえずそれを実践のなかに持ちこんで検証するようにしなければならない。このためには、われわれは骨身を惜しまず、読書にはげみ、専門家に教えを請い、異なった意見に耳を傾けるとともに、実際のなかに深く入り、系統的かつ綿密な調査研究をすすめ、直接的な経験と間接的な経験をうまく結びつけなければならない。

こうした立場、観点、方法で学習と活動をすすめさえすれば、わが党のすべての活動を科学的な軌道にのせることができ、社会主義的現代化建設のなかで、それなりの発見、それなりの創造をすることができ、われわれの偉大な事業を勝利のうちに前進させることができる。

三、党の民主生活をさらに健全にし、党の組織規律をさらに厳格にしなければならない。

「文化大革命」の重大な誤りが長期にわたって是正されなかった根本的な原因の一つは、わが党の正常な政治活動が破壊され、党の民主集中制、わけても中央の集団指導が破壊されたことにある。その結果、個人崇拝がはびこり、無政府主義と極端な個人主義もはびこったため、林彪·江青反革命集団とその他さまざまな悪人に乗ずる機会をあたえることになった。われわれ全党の同志はかならずこの痛切な歴史的教訓を永遠に肝に銘じ、戒めとしなければならない。

われわれは史的唯物論者である。われわれは、歴史における傑出した個人の重要な役割を否定しないし、プロレタリア政党にたいする党の傑出した指導者の重要な役割も否定しない。しかし、われわれは同時に、わが党ではかならず大衆闘争のなかでうまれた知徳兼備のすぐれた指導者が集団指導をおこなわなければならず、いかなる形の個人崇拝をも禁じなければならない、と考えている。それぞれの分野で特殊な貢献をし、すぐれた成績をあげた同志については、党組織は職務の高低をとわず、これを表彰し、広範な党員と大衆がこれに学ぶようはげまさなければならない。ただし、こうした宣伝は実際に即したものでなければならず、なんらの誇張もあってはならない。

 

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