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1980年代  
中国共産党創立六十周年祝賀集会での演説

 

そのコントラストはいかにも鮮明である。中国共産党が生まれるまで、アヘン戦争からかぞえて八十年の間、人民はこのうえなく勇敢に、たえまなく闘ってきたにもかかわらず、それは相次いで失敗に終わった。いかに多くのすぐれた人たちが恨みを飲んで倒れていったことか。だが、中国共産党が創立されてから今日にいたる六十年の間に、事態はすっかり変わった。中国の歴史は新紀元をひらき、中国人民は自らの運命をその手に握った。世界の東方で、中国人民はたくましく立ちあがった。中華民族が侮辱、抑圧された時代は、もはや永遠に過去のものとなったのである。

中国共産党創立六十周年を祝うにあたり、われわれは中国における人民革命の偉大な成果が容易に獲得されたものではないことを痛感する。それは、中国人民が中国共産党の指導のもとで、まる六十年の困難と苦しみにみちた戦いを経てかちとったものであり、刑場、戦場、その他さまざまな戦闘の場で命をささげた何千何万という共産党員と党外の革命家が血の代償を支払ってかちとったものである。

みなさん、六十年このかた革命の各歴史的時期に中国人民の利益のために身をささげたすべての革命指導者、革命幹部、共産党員と共産主義青年団員、旧い世代の革命家と年若い戦士たち、党外の戦友と外国の友人たち、そして革命のために命をなげうったすべての人びとに、心から哀悼の意を表して黙祷したいと思う。

中国共産党の歴史は、実践をくりかえすことによってマルクス·レーニン主義の普遍的原理を中国革命の具体的実際にますますかたく結びつけていった歴史であるというのは、どういう意味であろうか。

わが党は最初からマルクス·レーニン主義を指導思想としてきた。しかしながら、マルクス主義の一般的原理は、いかなる国の革命にたいしてもでき合いの公式を提供するというわけにはいかない。中国のようなアジアの半植民地·半封建的大国の革命の場合には、とくにそうである。わが党の幼年期、すなわち今世紀の二〇年代、三〇年代には、マルクス主義のドグマ化、外国の経験の神聖視という小児病の誤りを一再ならず犯した。小児病の誤りのもとでは、中国革命は暗中模索をくりかえし、はては絶体絶命の境地におかれるほかはなかった。毛沢東同志の偉大な貢献は、こうした誤った傾向と闘うなかで、また党と人民が力を合わせて奮闘するなかで、マルクス主義の普遍的原理を中国革命の具体的実際とみごとに結びつけ、一連の新しい経験を総括し、創造して、中国の状況に適した科学的な指導思想である毛沢東思想をつくり出したことにある。この科学的思想に導かれたからこそ、中国革命はめざましく発展し、破竹の勢いで、つぎからつぎへと偉大な勝利をかちとることができたのである。

毛沢東思想は中国革命の歴史的過程で形成され、発展してきたもので、わが党の集団的英知の結晶であり、中国人民の偉大な闘争の勝利の記録である。毛沢東思想のなかの新民主主義革命の理論、社会主義革命と社会主義建設の理論、革命闘争の戦略と戦術の理論、革命軍隊の建設と軍事戦略の理論、思想政治工作と文化活動の理論、党建設の理論、ならびにわれわれの今後の活動にたいしてより普遍的な指導的意義をもつ科学的思想方法、活動方法、指導方法の理論は、いずれもその独創的内容をもってマルクス主義全体の宝庫に新たな財産をつけ加えた。毛沢東思想は、実践によって証明された正しい理論的原則および経験の総括として、また、マルクス主義の中国における運用、発展として、過去においても、また現在と将来においても、依然としてわが党の指導思想である。

歴史の流れの先頭に立つ多くの偉大な人物にそれぞれ欠点と誤りがあるように、毛沢東同志にも欠点と誤りがあった。それは主としてその晩年のことである。なが年、全党と全国各民族人民に敬愛されてきたため、自己過信におちいり、実際からの遊離、大衆からの遊離、わけでも党の集団指導からの遊離がますますひどくなった毛沢東同志は、他人の正しい意見を受けいれようとせず、ついにはそれをおさえつけるようになった。その結果、数々の誤りを犯すことになり、ついには「文化大革命」のような全局的な、長期にわたる重大な誤りを犯し、党と人民に大きな不幸をもたらすにいたったのである。もちろん、「文化大革命」以前の一時期と「文化大革命」がおこされた時期に、党が次第にひどくなっていく毛沢東同志の誤りに歯止めをかけることができず、その一部の誤った主張を受け入れ、それに同調したことも認めなければならない。われわれは、なが年、毛沢東同志とともに活動してきた戦友たちや、毛沢東同志にしたがって戦ってきた多くの生徒たちにも、この点においては責任があると痛感し、そこからしかるべき教訓を汲みとる決意を固めている。

 

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