祝賀大会

中国共産党の歴史は、民族解放と人民の幸福をたたかいとるために、あらゆる犠牲をものともせず、勇敢に奮闘した歴史だというのは、どういう意味であろうか。

近代中国の歴史上、アヘン戦争から五·四運動にいたるまで、中国人民は帝国主義、封建主義に抵抗して、長期にわたる勇敢なたたかいをつづけてきた。偉大な革命家孫中山先生の指導した辛亥革命で、清朝の帝制がくつがえされ、二千余年にわたる封建的専制王朝の支配に終止符が打たれた。だが、これらすべての闘争は、どれも真に中国を救う道をさがしあてることができなかった。ロシアの十月社会主義革命と中国の五·四運動ののち、国際プロレタリアートの支援のもとに、マルクス·レーニン主義が草分け期の中国労働運動と結びつくことによって、中国共産党が生まれ、中国革命はようやく、まったく新しい局面を迎えることになった。

中国革命の敵はひじょうに強大で、残酷であった。だが、この世のいかなる苦難も、中国人民と中国共産党をおしつぶすことはできなかった。わが党は、なにものをも恐れぬ革命精神で、人民の闘いを指導した。われわれは人民と運命をともにしてきた。われわれは人民にしっかりと依拠し、人民は心の底からわれわれを信頼した。わが党はきわめてきびしい闘争のなかで、みずからを中国革命の歴史上もっとも先進的で、もっとも強大な指導勢力に鍛えあげ、英雄的にたたかう新しい型の人民の軍隊をきずきあげてきた。二十八年の刻苦奮闘のすえ、北伐戦争、土地革命戦争、抗日戦争、解放戦争という四つの偉大な人民革命戦争を経て、わが党は中国各民族人民を指導して、一九四九年、ついに帝国主義、封建主義、官僚資本主義の反動的支配をくつがえし、新民主主義革命の偉大な勝利をかちとり、人民民主主義独裁の中華人民共和国をうちたてたのである。

建国後、わが党は全国各民族人民を指導して、ひきつづき前進した。われわれは帝国主義、覇権主義の威かくと転覆·破壊活動と武力挑発にうち勝ち、偉人な祖国の独立と安全を守りぬいた。われわれは、台湾省とその他の島嶼を除く国家の統一を実現し、うち固め、全国各民族人民の大団結を実現し、うち固め、全国の労働者、農民、知識分子の大団結を実現し、うち固め、中国共産党の指導する、民主諸党派と全面的に協力しあう、社会主義の勤労者、社会主義を擁護する愛国者、祖国の統一を擁護する愛国者からなるもっとも広範な統一戦線を実現し、うち固めるとともに、わが国社会の新民主主義から社会主義への偉大な転換をみごとになしとげた。全党と全国各民族人民の奮闘努力によって、われわれは生産手段私有制にたいする社会主義的改造を基本的になしとげ、計画的な、大規模の社会主義経済建設をくりひろげ、わが国の経済·文化事業にかつてない大発展をもたらした。われわれの仕事にどれだけ欠点と誤りがあろうと、また、われわれの一部制度がどれほど不完全なものであろうと、われわれはすでに搾取制度と搾取階級を消滅して、社会主義制度を確立し、これによって、世界人口の四分の一近くを占める中国は人類の歴史上まったく新しい社会主義社会に入ったのである。これが中国の歴史上もっとも深い意義をもつ社会的変革であることは、まったく疑問の余地がない。これは人類の進歩をめざす事業の、はかり知れない意義をもつ飛躍である。これはマルクス主義の大きな勝利であり、発展である。