六、われわれは、永遠に国際主義を堅持し、全世界のプロレタリアートおよび人民大衆と苦楽を共にし、運命を共にしなければならない。

中国の共産主義者は、ゆらい、愛国主義と国際主義とを一体のものとしてきた。

われわれは愛国主義者である。われわれは一貫して中国の民族解放と人民の幸福のため、祖国の統一と富強のために全力をつくしてたたかってきた。過去と現在をとわず、われわれはいかなる外国の圧力のまえにも屈服したことは一度もなかった。また、どのように大きな困難に直面しても、われわれは独立自主、自力更生の決意を動揺させたことは一度もなかった。わが国はいま経済、文化の面でかなり立ちおくれているとはいえ、われわれは覇権主義の武力による威かくの前にも、また、すべての強国や富める国との往来のなかでも、一貫してわが民族の自尊心をもちつづけるべきであり、絶対に卑屈な思想や行為があってはならない。われわれは台湾同胞をふくめた全国人民とともに、台湾の真の祖国復帰と祖国統一の神聖な事業の徹底的実現のために奮闘する決意である。

われわれはまたプロレタリア国際主義者でもある。われわれはこれまで、自分の運命を全世界人民の正義の闘争、人類の進歩的事業と緊密に結びつけてきた。われわれの闘争は一貫して世界人民の支持をうけてきたが、われわれもまた世界の被抑圧民族と被抑圧人民の解放闘争、世界平和の事業と人類進歩の事業を一貫して支持し、帝国主義、覇権主義、植民地主義、人種主義に一貫して断固反対してきた。われわれの社会主義的現代化建設の事業は、愛国主義の事業であり、また国際主義の事業でもある。社会主義的現代化建設の事業の成功は、世界平和と人類進歩の事業にたいする大きな貢献となろう。ここで、われわれはいま一度厳粛に声明する―中国共産党は世界の人類の進歩的事業と民族解放事業のためにたたかっているすべての政党および組織といつまでも平等につきあい、友好的に協力し、かれらの有益な経験を学ぶであろう。われわれは、いかなる外国の党の内部問題にも決して干渉しない。社会主義の中国は、将来、富み栄えたあかつきにも、永遠に第三世界に属し、全世界の人民と同じ側に立ち、世界平和と各国人民との友好往来に力を入れ、平和共存の五原則を守り、世界各国との経済、文化、科学技術の交流と協力をひきつづき拡大するであろう。われわれは、他人を損なって私利をはかり、力をたのんで弱きをあなどるようなことは永遠にしないし、また、覇をとなえるようなことも永遠にしないであろう。

同志のみなさん、友人のみなさん！

党の十一期六中総の諸決定は、長期にわたる広範囲な下準備と総会での真剣な討議を経て、生み出されたものである。この総会の成果は、わが党がマルクス主義の原則を堅持する基礎のうえに立って、党の団結をまもり、強めることに習熟していること、わが党の政治生活がさらに健全化されたことを十分に立証している。

国内国外の一部の善意ある友人は、かつてわが党がりっぱに団結できるかどうかについて懸念をもち、またごく少数の下心をもつ者は、わが党の団結を挑発し破壊することに希望をかけていた。現在、事実はすでにはっきりと回答をあたえている―マルクス主義の原則にもとづく中国共産党の確固とした団結は、いかなる力をもってしても破壊することはできない、と。

一致団結し、前向きの姿勢をとろう

同志のみなさん、友人のみなさん！

われわれプロレタリアートは、未来をその手に握る階級である。われわれの党は、遠大な理想と抱負をもった党である。わが党の誕生という重要な祝日を祝うもっともよい方法は、歴史的経験をくみとることを基礎として、まだ解決していない任務に注意力を集中して、一致団結して前向きの姿勢をとることである。

社会主義的現代化建設は、偉大な革命である。われわれは、かつて帝国主義の抑圧と略奪をうけた、経済と文化のたちおくれた東方の大国でこの偉大な革命をすすめている。中国が発達した資本主義国に先んじて社会主義社会に入ったこと―これは中国のおかれた特殊な歴史的条件、わが党の正しい指導、全国人民の刻苦奮闘による結果であり、科学的社会主義の発展であり、わが党と中国人民の光栄である。だが、それと同時に、われわれの社会主義事業は、経済と文化の立ちおくれによる一連の困難にぶつかることは避けられず、さらに骨の折れる、さらに長期の奮闘を経なければならない。われわれはまた、国外からの侵略と破壊の威嚇のもとにおかれている。これらすべては、われわれ全党、全軍、全国各民族人民がひきつづぎ革命的精神を発揚し、革命的警戒心を高め、革命的意志を練磨して、この偉大な革命の勝利をかちとるよう求めている。