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1980年代  
中国共産党創立六十周年祝賀集会での演説

 

わが党の各級組織では、指導する者と指導される者とのあいだに正しい関係をうち立てなければならない。下級は上級の指導を尊重し、これに服従しなければならず、面従腹背や実行拒否の態度をとってはならない。上級は下級の意見に耳をかたむけ、下級の職権を尊重し、下級の監督をうけなければならない。指導者は普通の党員と同じように、組織生活に参加し、党の紀律と国家の法律を守り、党内党外の大衆と結びつくべきである。指導的なポストにあるからといって、特殊な党員になってはならない。

およそ重大な問題は、すべて党委員会の集団的討議を経て決定すべきであり、個人がひとりで決めてはならない。党委員会の決定は、全委員が守らなければならない。各級の党委員会は集団的指導と責任分担制を実行すべきである。各委員は自分の担当する仕事について真剣に責任を負い、質を重視し、能率をあげなければならない。

党員は誰でも、中央の指導者にいたる党内のすべての個人を党の会議で批判し、報復をうけないという権利がある。各級の党組織と全党員はすべて、活動のなかでの主動性を発揮し、大胆に考え、大胆に行動する責任逃れをしない精神を十分に発揮しなければならない。だが、いかなる党員も、党委員会から責任を負わされた部門を独立王国と見なし、党の利益を損ねたり、党の統一した奮闘目標を損ねたりするようなことがあってはならない。

活気にあふれているが、また規律もきびしいということ―これは、ゆらい、わが党の強大な戦闘力の源泉であった、こんにち、われわれは社会主義的現代化建設をすすめているが、その任務は重く、困難も多い。われわれは、党のこのすぐれた伝統を発揚することがとくに必要である。

四、自分の身体に付着したホコリをつねに払い落とし、権力の座にある条件のもとでも、永遠に革命の青春を保つようにしなければならない。

わが党は三千九百万の党員をもつ大きな党で、権力の座にあるため、ややもすればおごり高ぶり、官僚主義の悪習に染まりやすい同志もいる。われわれの前には新しい状況、新しい問題が多く、活動のなかで欠点や誤りが生じるのは避けられない。われわれの社会では、階級闘争が一定の範囲で依然として存在し、さまざまな搾取階級の思想とその他の非プロレタリア思想の影響も依然として存在するうえ、国際関係のなかでの複雑な状況もくわわって、資本主義、封建主義、小生産者的気風の塵埃が日ごと、われわれにふりかかってくる。党内のプロレタリア思想と非プロレタリア思想との矛盾、正しい思想と誤った思想との矛盾は、われわれが批判と自己批判という、共産主義者の自己改造にとって最上の武器をよりよく運用することを求めている。

共産主義者は、原則問題については真理を堅持し、旗じるしを鮮明にしなければならない。党と人民の利益にかかわる是非の問題では、ひとりびとりの党員は党性を堅持し、自己の態度をはっきりと表明し、自分がなにに賛成し、なにに反対するかを表明しなければならない。原則をかえりみずに、「まあまあ主義で、なごやかな雰囲気を保つ」という堕落し、俗物化した作風は、わが党のプロレタリア的性格とは相容れないものである。

わが党の批判と自己批判のすぐれた伝統は、これまでのある期間、ひどく破壊されたが、いまでは回復されて、発揚されつつあるうえ、いくらかの新たなよい経験も積みあげられるようになった。批判あるいは自己批判は、すべて実際から出発し、誤りがあればそれに応じた是正措置をとるべきで、矛盾をおおいかくしても、誇大化してもいけない。批判は十分に理をつくし、教育的意義をもち、同志の自覚を高めるのに役立つものでなければならず、主観的独断で人をおどしつけるようなものであってはならない。誤りを犯した同志がすすんで点検し、是正するよう促さなければならず、こじつけたり、「上部や下部に波及させ」たりしてはならない、誤りを犯した同志が誤りを認識し、改めようとしているかぎり、大胆に仕事をするよう励まさなければならない。これまで、われわれの主要な誤りが行きすぎた闘争にあったため、その反動で、人びとは自己批判を嫌い、批判もしないようになった。われわれはこうした不健全な気風をたださなければならない。

 

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