同志のみなさん、友人のみなさん!
本日、われわれはここに集まって、中国共産党創立六十周年を盛大に祝うことになった。この時にさいし、われわれは、わが党とわが国がいまや混乱を収拾して正常な秩序を回復し、先人の事業を受けつぎ発展させる重要な歴史的時期にさしかかっていることを痛感している。
混乱した状態を正しい状態にもどし、先人の事業を受けつぎ発展させるということ―これは、「文化大革命」の消極的な影響を徹底的に除去し、わが党が毛沢東同志とその他のふるい世代のプロレタリア革命家の指導のもとに切りひらいた偉大な事業をうけ継ぎ、中国人民の社会主義―共産主義の光明にみちた道をさらに切りひらいていくということである。
先日の党の十一期六中総では、『建国いらいの党の若干の歴史的問題についての決議』が採択された。この決議は、党の六十年らいの闘いの過程をふりかえり、建国三十二年らいの党の基本的経験を総括し、実事求是の態度で一連の重要な歴史的出来事を評価し、これらの出来事の指導思想の正しさと誤り、さらにはこれらの事件が発生した主観的要因と社会的原因を分析し、毛沢東同志の歴史的位置と毛沢東思想を科学的に解明し、われわれの前進する方向をいっそう明確にした。この総会では、その他の重要な決定もおこなわれた。歴史は、この総会がわが党のいま一つのひじょうに重要な会議であり、党と国家が混乱を収拾し、先人の事業を受けつぎ発展させる新たな里程標であることを証明するにちがいない。
歴史を回顧
党の歩んできた道をふりかえるとき、中国革命は決して順調ではなかったと、われわれは身にしみて感じている。それはつぎのように言ってもよい。中国共産党がたどってきた六十年は、中国の民族解放と人民の幸福をたたかいとるために、あらゆる犠牲をものともせず、勇敢に闘ってきた六十年であり、マルクス·レーニン主義の普遍的原理と中国革命の具体的実際とを、実践をくりかえすなかで次第にかたく結びつけてきた六十年であり、党内の正しいものが誤ったものを是正し、明るい面が暗い面にうち勝ってきた六十年であった。したがって、それはまた、数えきれぬ困難と曲折を経て、一連の勝利へと向かった六十年であった。
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