中国共産党が一九二一年七月一日、上海で第一回全国代表大会をひらいてから、すでにまる五十年になる。

中国共産党の創立は、中国歴史の発展に新しい時代をきりひらいた。一八四〇年のアヘン戦争から一九一九年の五·四運動まで、かぎりない苦難をなめてきた中国人民は、帝国主義、封建主義の抑圧に反抗して、七十年余りにわたる英雄的な闘争をすすめた。しかしこれらの闘争は、洪秀全、孫中山の指導した大規模な革命運動をもふくめて、いずれも失敗に終わった。偉大なレーニンに感謝したいのは、レーニンの指導する一九一七年のロシア十月社会主義革命が、中国人民にマルクス·レーニン主義を送りとどけてくれたことである。マルクス·レーニン主義と中国の革命運動とが結びついて、中国プロレタリア階級の前衛―中国共産党がうまれた。まさに毛主席がのべているように、「中国に共産党がうまれた。これは歴史はじまっていらいの大きなできごとである」。

中国共産党が創立された時には、数十人のメンバーしかおらず、いくつかの共産主義グループしかなかった。しかし、これは新しく生まれた勢力であって、新しく生まれた勢力は本質的にいって、もとより無敵なのである。帝国主義、国民党の飛行機や大砲にせよ、白色テロ、特務の横行にせよ、裏切り者、敵のまわし者の陰謀·破壊活動にせよ、いずれも中国共産党を消滅することはできなかった。それとはまったく逆に、中国共産党は半世紀にわたるなみなみならぬ闘争をへて、すでに中華人民共和国を指導する党にまで発展した。半植民地·半封建の旧中国は、初歩的に繁栄をとげた社会主義の新中国に改造された。

中国共産党の五十年の歴史はつぎのことを立証している。ひとつの政党が成功するか失敗するかは、路線が正しいかどうかにかかっている。路線が正しくなければ、たとえ国家権力を奪取しても、ふたたびそれを失ってしまう。路線が正しければ、国家権力がなくてもそれをかちとることができる。しかし、正しい路線は天からふってくるものでもなければ、自然に平穏裏に発生し、発展するものでもなく、あやまった路線との比較において存在し、闘争のなかで発展するものである。

林彪同志は、党の第九回全国代表大会における報告のなかでつぎのようにのべている。「中国共産党の歴史は、ほかでもなく、毛主席のマルクス·レーニン主義路線と、党内の右翼と『左』翼の日和見主義路線との闘争の歴史である。毛主席の指導のもとに、わが党は、陳独秀の右翼日和見主義路線にうちかち、瞿秋白、李立三の『左』翼日和見主義路線にうちかち、王明の、始めは『左』翼、後は右翼の日和見主義路線にうちかち、張国燾の、赤軍を分裂させる路線にうちかち、彭徳懐、高崗、饒漱石らの右翼日和見主義の反党連盟にうちかち（さらに、長期にわたる闘争をへて、劉少奇の反革命修正主義路線を粉砕した。わが党は、まさに二つの路線の闘争のなかで、わけても、党にもっとも大きな危害をあたえた陳独秀、王明、劉少奇ら三つの裏切り者集団にうちかつ闘争のなかで、強固になり、発展し、強大になってきたのである」。わが党と中国人民を、曲折した革命の途上で、危機を安泰に転じ、弱を強に転じ、小から大へ、失敗から勝利へと向かわせ、こんにちこのような偉大な勝利をかちとるまでに導いてきたのは、ほかでもなく毛主席のマルクス·レーニン主義路線である。

毛主席ば、「われわれはすでに偉大な勝利をかちとった。しかし、敗北した階級は、なおあがきをつづけるものである。これらの連中はまだ生きており、この階級はまだ存在している。だから、われわれは最終的勝利だということを口にしてはならない。数十年のあいだ、このことばを口にしてはならない。警戒心をなくしてはならない」とわれわれに教えている。

中国共産党創立五十周年を祝うにあたって、われわれ全党の任務は、毛主席の教えをまもり、党の第九回全国代表大会の定めた団結して、いっそう大きな勝利をかちとろうという路線を貫徹実行し、九全大会と九期一中総、二中総が定めた諸戦闘任務を達成することである。当面、とりわけ必要なことは、全党で修正主義批判·整風をくりひろげ、思想と政治路線の面での教育をおこない、真剣に、マルクス主義·レーニン主義·毛沢東思想を学習し、党内の二つの路線の闘争の歴史的経験を学習し総括することであって、これは党の事業がひきつづき偉大な勝利をかちとるうえでの根本的な保証である。