全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長は20日、人民大会堂で日本の浜田靖一防衛大臣と会談した。
呉委員長は「中日の国交回復以来、両国関係はいくつかの波瀾を経験したが、双方の共同の努力により、各分野の協力は著しい発展を遂げた。特に昨年5月の胡錦濤国家主席の訪日では、中日関係の全面的な計画が行われ、両国関係発展の方向が明示された。中日は互いに隣国であり、アジア太平洋地域の重要な国だ。中日関係の発展は両国の共同の利益であり、地域と世界の平和、安定、発展にも役立つ。特に国際的な金融危機が絶えず広がっている状況の中で、中日はさらに協力を強め、共に試練に対応する必要がある。中国は日本とともに、両国首脳が達した共同認識を積極的かつ着実に実行し、両国関係における敏感な問題を適切に解決し、両国関係の政治的基礎を固め、人的交流を拡大し、国民間の感情を促進し、国防事務を含めた各分野での交流・協力を強め、中日関係の長期的で健全で安全な前向きな発展を推し進めていきたい」と語った。
浜田大臣は「中国は世界において重要な影響力のある国だ。日本は中国との友好協力関係を発展させることを重視している。複雑で変わりやすい今の国際的、地域的な情勢のなかで、日本はさらに中国との協力を強め、共に日中戦略互恵関係を強めていきたい」と述べた。(編集SN)
「人民網日本語版」 2009年3月23日 |