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共同通信社が演じる安倍首相との「二人羽織」

これは特定の記者の報道なのか。メディアでの経験のある人は知っているだろうが、このように何度も同じような報道がなされるのは、個別の記者の編集行為とは考えられない。一人や二人の記者ではここまで息の合った二人羽織は演じられない。

責任あるメディアは平和を掲げ、平和を守るべきだろう。共同通信社は、「世界の平和と民主主義の確立および人類の幸福を念願して、ニュース活動を行う」という原則を掲げている。だが安倍首相との二人羽織を続け、「中国の牽制」を繰り返し、両国の対立をあおることが、「世界の平和」を促進する行為と言えるのか。アジアが混乱することを求め、日本に敵がいないことを恐れる行為とは言えないか。

中国は発展途上国であり、その発展には平和な国際環境が必要となる。中国は平和を重んじ、平和を守り、平和を謳い、世界各国とりわけ周辺の国との平和的共存を願っている。中国は戦争を起こさないし、侵略戦争を発動しもしないが、戦争を恐れもしない。「中国の牽制」についての共同通信社の多くの報道は、一見普通の報道に見えるが、実際にはことを起こし、挑発し続けているのだ。

共同通信社はここ70年近くにわたって、日本最大の通信社として影響力のある報道を行ってきた。日本の平和憲法を守り、平和を促進する積極的な役割を果たしたことも事実だ。だが政府から独立し社会に奉仕するとしてきたこの通信社も、今では安倍首相の二人羽織の相手になり下がったかのように見える。(編集MA)

「人民網日本語版」2014年8月6日

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