中国の劉暁明駐英大使は13日にロンドンで開いた記者会見で、李克強総理による訪英の際立った特徴として次の3つを挙げた。
(1)ハイレベル。訪英中、エリザベス女王が李総理夫妻と会見する。両国首相の交流は5時間余りに上る。正式会談以外に、李総理夫妻とキャメロン首相夫妻は非公式な交流の機会も持つ。
(2)豊富な成果。訪英中、双方は40余りの政府間協定とビジネス合意を締結する。エネルギー、投資、文化・教育、ハイテク、金融など多くの分野に及び、総額は300億ドル余りとなる。政府活動以外に、李総理はキャメロン首相その他英国閣僚と両国のビジネス界、金融界の活動に揃って出席する。今回の訪英には中国外交部(外務省)、国家発展改革委員会、財政部(財務省)、商務部(商務省)、人民銀行などの幹部、さらに企業家200人余りが同行し、英側と共に協力拡大のチャンスを探る。
(3)議題が広範。両国首相は世界や地域の共通関心事について広範で踏み込んだ意見交換を行い、世界の平和・安全の維持、共同発展の促進、グローバルな試練への対応において共通認識を揺るぎないものにし、協力を強化する。双方は中国・EU自由貿易協定(FTA)シンポジウムも開催し、FTA締結の推進、自由貿易圏協力の強化を積極的にリードする。
劉大使は最後に「われわれは今回の訪問を通じて、中英の包括的・戦略的パートナーシップの第2の10年間の健全で安定した発展のために相互信頼の基礎を築き、実務協力の意思と共通認識を強化し、両国経済の力強くて持続可能な成長のために長期的な原動力を提供すると同時に、中英関係を中国・EU関係および国際関係の進歩を促進する積極的要素とすることを期待している」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年6月16日 |