香港紙『南華早報』は、「インドのモディ新首相は中国の古い友人で、中国を4回訪問したことがある」と報じた。インド紙は26日、「モディ氏は直近の訪中で北京の人民大会堂に足を踏み入れている。これは外国の客人にとっては光栄なことだ」と伝えた。

26日付の産経新聞は悲観的な目をインドと中国に向け、「国境問題が、印中関係の最大の障害となる。周辺諸国との摩擦の対応に追われる中国は、中印国境問題の電撃解決を夢見ている」と報じた。ベトナムの関連サイトは21日、「北京の拡張主義は、モディ氏の初の外交政策の課題になるだろう」と伝えた。フォーブス（電子版）は、「モディ氏の就任による、インド国内最大の敗者はラーフル・ガンディー氏であるが、全体的に見て、最大の敗者の称号は中国に冠せられる。今後数年に渡り、外国の投資が中国ではなくインドに押し寄せるからだ。中国経済は現在、外資を必要としている」と報じた。

26日付のインド紙『アジアン・エイジ』は「中国、我々は関係を再開できるか？」と題する記事の中で、「インドは党をまたぐ政治により共通認識を形成し、古い思想から自らを解き放ち、中国と領土問題の解決に向け交渉を進めるべきだ。モディ政権は多くの課題に直面している。国際舞台において、最も切実で実質的な課題は、中国との問題解決となっている」と主張し、新政権に提案を行った。

｢中国網日本語版(チャイナネット)｣　2014年5月27日