シンガポールのリー・シェンロン首相は22日、東京で開催された国際交流会議「アジアの未来」で主旨演説を行い、「日本の構造改革の先行きは日本国内の政治合意及び隣国関係にかかっている」とし、次のように述べた。
深刻な高齢化と人口減少の試練に直面する日本は、景気を回復させるため、構造改革より生産性の向上を促す必要がある。しかし改革が成功するかは、構造改革を長期的にサポートする政治合意の形成や、隣国関係のいかんにかかっている。
日本が隣国と良好な関係を築き、経済協力を深化させることができれば、構造改革の望ましい効果の一助となる。ところが、隣国と摩擦すれば、経済の見通しは悪くなり、貿易と投資を悪化させる。
日本経済新聞と日本経済研究センターが共催する「アジアの未来」国際交流会議の今年のテーマは「羽ばたくアジア――次の20年へのメッセージ」であり、アジアがいかにして持続的な繁栄と安定を実現できるかに焦点を当てている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2014年5月23日 |