ケリー米国務長官は2月14日から15日にかけて訪中し、中国時間・米国時間のバレンタインデーの訪問となる。

米国務省の報道官は先ほど、「ケリー国務長官は訪問中、米国が中国と積極的かつ全面的な協力関係の構築を模索するため力を尽くすことに再言及し、国際事業の中で積極的な力を発揮する平和と繁栄の中国の台頭を歓迎するだろう」と発言した。

この日程は意図的なものだろうか、それとも偶然だろうか？事前に伝えられた「善意」とバレンタインデーは、中米が新型大国関係を共同構築し、両国関係を導く新たなページを開くことの予兆だろうか？

中米は戦後、「親密な関係」を発展させるいくつかの段階を踏まえてきた。

戦時中、中米は同盟国としてファシズムの侵略に抵抗し、世界の平和を守る正義の戦いの中で手を携え合った。米国は中国の抗戦を支援し、中国はアジアで戦略的な貢献を成し遂げた。

1970年代の冷戦中、ソ連の脅威に共同対抗し、米国がベトナム戦争の泥沼にはまる中、中米関係の「解凍」が始まった。1970年代末に、両国は関係の正常化を実現した。中国はこの時期に、国内政策と世界情勢に対する判断の調整を開始し、経済建設を中心的任務とした。中米の国交樹立は、中国の改革開放と経済発展にとって有利であった。国交樹立後、中米は10年間の「蜜月期」を維持した。