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北京週報>>国際  
米国は日本に対して「失望」だけで十分なのか?

日本が今後どの方向に進むかという戦略問題に対して、日本の唯一の同盟国であり、日本に対して最大の影響力を持つ外部のパワーである米国には、逃れられない現実的責任があると言うべきだ。米国は米日同盟関係をアジア太平洋安全戦略の礎と見て、対日政策において利用と制限を併用し続け、相当長期間にわたり日本に対する防衛責任をとりわけ再確認してきた。だが今世紀初め以降、テロとの戦いと中国牽制の必要性、および国防費の制約から、米国の安全保障責任を日本が分担する必要性を、より強調するようになった。このため米国は日本の右傾化を黙認し、戦略バランス術と日本への肩入れを弄しすぎるにいたった。このまま行けば、アジア太平洋における米国の戦略的利益は得るものよりも失うものが大きくなる。

米国は中国の台頭がアジアから追い払われることを意味すると懸念している。中国は数年前から、米国がアジア太平洋地域で建設的役割を発揮することを歓迎すると表明し始めた。これは米国との関係に対する中国の積極的姿勢を示すものであるとともに、「中国脅威論」、いわゆる「中国は米国をアジアから追い払う」との論調や懸念への回答でもある。だが、アジア太平洋における米国のマイナスの作用、さらには破壊的作用に対しては、中国は当然歓迎しないし、反対する。現在のアジア太平洋情勢から見て、米国が建設的役割を発揮するために重要なのは、日本に対する黙認と盲目的肩入れを止め、日本に対する制約を強化することだ。頑迷にも「亡霊を参拝」し、「亡霊」に心を惑わされる安倍のような日本の政治屋に対して、「失望」を表明するだけでは不十分なことは明らかだ。

日本に対して米国には歴史的責任と現実的責任の二重の責任がある。日本問題において様々な利己的計算をしている米国は、前者の責任を認めたうえで、後者の責任を担うことができるのか?それができなければ、バーンズ副長官あるいは他の米高官が中日韓をいくら訪問しようとも、アジア太平洋地域に対する米国の「建設的役割」は大きく削がれるだろう。(編集NA)

「人民網日本語版」2014年1月22日

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