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「パンダ」と「雄鶏」の抱擁、中仏国交樹立50周年

 

未来志向の中仏関係

実際、フランスは少なくとも4つの高く評価されるべき「最初の」という称号を持っている。フランスは最初に中国と国交を樹立した西側大国である。オランド大統領が2012年5月6日に当選後最初に会見した駐フランス外国使節は孔泉中国大使であり、2013年3月に習近平国家主席が当選後、最初に電話で祝福した欧州国家元首はオランド大統領だった。オランド大統領は中国の新指導部が成立後最初に訪中した西側大国元首でもある。1つ目はフランスの戦略的眼力と外交上の勇気を十分に示しているし、2つ目と3つ目はオランド大統領の中国に対する重視と友好の表れだ。4つ目は中仏関係の健全な発展を意味し、両国の二国間関係に対する重視を体現している。

中国とフランスは国際舞台で非常に重要な地位にあるため、中仏関係の発展は中国と西側諸国の関係推進及びフランスと新興経済体との関係深化に役立ち、中仏両国が追求する外交多元化原則とその発展趨勢に合致している。

中仏関係発展の見通しは明るい。

まず、両国の指導者は二国間関係のさらなる高度化の重要性と必要性をしっかりと認識している。2013年4月25日、習近平国家主席は人民大会堂でオランド大統領と会談した際、「新たな情勢下で、中仏は優先的戦略パートナーであり続け、相互に支持し、協力を深化し、政治制度と文化伝統の異なる国による協力・WINWINの関係構築を目指し、共に国際関係民主化の推進に努力し、国際秩序がより公平で合理的な方向へと発展することを推進し、平等な協議と集団による国際ルール制定を推進し、対話推進と平和的な国際紛争解決を推進し、世界の平和安定を守り、共同発展・繁栄を促進するべきだ」と指摘した。オランド大統領も、「様々な世界的課題を前にして、責任感ある大国である仏中は、重大問題について対話と協調、協力を強化し、共同で世界経済管理を推進し、世界平和と繁栄を維持するべきだ。フランスは中国の主権と領土の完全性を尊重し、中国の発展を支持する」との意を示した。

次に、中仏両国は異なる発展段階にあるため、経済の相互補完性が比較的強い。中国は「中国の夢」実現の過程でフランスを必要としており、フランスも経済外交展開と経済回復加速の過程で中国という新興経済体を必要としている。こうした相互に必要とし合っている関係は、間違いなく中仏が経済貿易分野でWINWINの関係を築くための条件を提供した。2003年、二国間貿易はわずか134億ドルだったが、2012年には510億ドルに増え、2013年1月~9月は371億ドルになり、1日の貿易額換算では14億ドル近い。EU加盟国のうち、フランスはドイツ、オランダ、イギリスに次ぐ中国の第4の貿易相手国になっている。

さらに、中仏はどちらも独立精神を持つ大国であり、国家の発展振興、国民の幸福のために努力し、世界の多極化を主張し、多国間主義を堅持している。これらの共通性により、二国間関係を着実に推進する上での堅固な政治基盤が築かれるに違いない。

「北京週報日本語版」2014年1月20日

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