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北京週報>>国際  
国際社会、安倍首相の年頭所感を糾弾

日本の安倍晋三首相は2014年元旦の年頭所感で、「強い日本」を取り戻す戦いは始まったばかりだと公言した。また、憲法改正について「制定から68年になろうとする今、時代の変化を捕えた改正に向けて、国民的な議論をさらに深めていくべきだ」と呼びかけた。国際社会はこの談話を大いに問題視し、糾弾している。

「村山談話を継承し発展させる会」の藤田高景理事長は人民日報の取材に「安倍氏の言う『積極的平和主義』という言葉は、平和と全く異なる『まがい物』であり、安倍氏は人を騙す嘘を再び口にした。安倍氏の本当の考えは軍事力で紛争に対処することだ。安倍氏の『積極的平和主義』は正確には『積極的戦争準備主義』と言うべきだ。『歴史は時に繰り返す』と言うように、安倍政権の動向を観察すると、第2次大戦前の昭和初期の、日本軍部が台頭した歴史を思い起こさざるを得ない。今の日本に軍部はないが、形式上選挙を通じて発足した安倍政権は日本国民の良識からかけ離れた戦後最悪の政権だ。今後日本国民の間から『安倍氏のような危険な政治家に国を預けるわけにはいかない』との声がどんどん上がるのは必至だと信じている」と述べた。

元毎日新聞駐独記者の村田信彦氏は1日、人民日報の取材に「事実上、安倍氏は21世紀に向かい、時代の変化を検討・判断することのできない人物だ。12月26日に靖国神社を参拝して中国、米国、ロシア、韓国などの政府および世界各国の世論から激しく非難されたように、安倍氏の歴史認識および現実の把握はいかに歪み、誤っていることか。安倍氏は第2次大戦後に確立された世界秩序を破壊し、日本を20世紀前半にまで後退させつつある」と表明した。

日本の各大手メディアは年頭所感を読み解くにあたり「憲法改正の議論を深める」と「積極的平和主義を推し進める」の2点に注目。匿名希望の日本の大手メディアのある上級編集者は人民日報の取材に「日本政治の右傾化が深刻化する中、『憲法改正の議論を深める』と『積極的平和主義を推し進める』との年頭所感の言葉に、日本国内の有識者は憂慮の念を深め、各大手メディアも懸念が証明されたと報道している」と述べた。

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