中国外交部の洪磊・報道官は１６日、フィリピンの台風被災地に緊急援助医療隊を派遣することについて記者の質問に答え、中国政府は人道主義の立場に立ってフィリピンの被災地に緊急援助医療隊を派遣する用意があると表明した。

    強い台風３０号「ハイエン」はフィリピンに深刻な人道災害をもたらした。中国側はすでに緊急災害援助物資と援助金をフィリピンに提供しているが、医療救助を含むより多くの人道援助をフィリピンの被災地に提供する用意はあるのかとの質問に答え、洪報道官は次のように述べた。

    中国側は台風３０号がフィリピンにもたらした被害に一貫して大きな関心を寄せており、被害の状況とフィリピン側の要請に基づいて被災地に人道援助を継続提供する問題を検討する用意があることを何度も表明している。被災地の現実的な要請に基づき、人道主義の立場に立って政府の緊急援助医療隊を被災地に派遣する用意はある。中国紅十字会所属の「藍天救援隊」など民間救援団体もフィリピンに赴き災害救援活動に参加する用意があると表明している。中国側は医療援助提供問題についてフィリピン側と連絡を保っており、許可が下りれば、中国側の救援隊は直ちにフィリピンの被災地に赴き救援活動に参加する。

「新華網日本語版」2013年11月18日