日本の外交評論家の天木直人氏はヤフージャパンで「せめてフィリピンの台風被害支援ぐらいは国際政治抜きでやったらどうか」と題する記事を投稿し、「表向きには世界の平和と発展に貢献する積極的平和主義外交の証であるというわけだが、中国をけん制する狙いがあることは明らかだ。台風被害に対する緊急援助まで国際政治の現実が反映されるというわけだ」と指摘した。
中国社会科学院米国研究所研究員の周琪氏は14日に環球時報に対して、「米国が海外の軍事力を利用し、東南アジアなどの諸国に災害救助を実施するやり方は、実際には常態化している。しかし日本のヘリ空母まで巻き込まれるとは驚きだ」と語った。
マレーシア首相の前政治秘書である胡逸山氏も同じ観点を持ち、「日本は自然災害の救助の豊富な経験を持ち、その医療救助チームは非常に有名だ。日本は医療チームをフィリピンに派遣することが完全に可能だ。日本が大々的に自衛隊を派遣したことを海外は意外に思っている。特に日本が戦後最大規模となる軍事力を海外に派遣することで、侵略を受けたアジア諸国は不安と警戒を覚えている」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2013年11月15日 |