中国の崔天凱駐米大使は8日ワシントンで「日本は第2次世界大戦で、平和を愛し、侵略に反対する各国の国民に負けた。歴史観の問題において、日本は正しい選択をすべきだ」と強調した。
崔大使は同日、米ジョンズ・ホプキンス大学ポール・H・ニッツェ高等国際関係大学院で中国の外交政策と中米関係について講演し、歴史や中国の伝統文化などの視点から、中国の独立自主の平和外交政策について説明した。
崔大使は「日本国内には注視に値する動きがある。日本の一部には第2次大戦では米国の原子爆弾に敗れただけだとの考えがあり、このため米国との関係をうまくやることのみに注目している。これは間違った歴史観だ。日本は第2次世界大戦で、中国と米国を含む、平和を愛し、侵略に反対する各国の国民に負けたのだ。もし日本がこうした間違った歴史観にミスリードされれば、問題は大きくなる。これは戦後秩序の問題に関わり、アジア太平洋の人々の切実な利益と日本国民自身の利益にも関わるからだ。日本がこの問題で正しい選択をすることを希望する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年10月10日 |