G20は先進経済体と新興経済体の対等な協議を進めることで、互恵・ウィンウィンを実現する場だ。G20サミットの発足は、世界経済の発展における客観的要請であり、歴史の進歩だ。国際経済協力の中心的フォーラムとして、世界経済ガバナンスにおけるG20の地位と役割はかけがえのないものだ。
G20サミットがこれまで遂げてきた進展には勇気づけられる。強固で持続可能かつ均衡ある成長、国際通貨基金(IMF)のクオータとガバナンス体制の改革、金融安定理事会の創設、重要な金融機関、格付け機関、影の銀行システムに対する規制・監督の強化のいずれもが世界経済ガバナンス改革を効果的に推進した。さらに重要なのは、G20の築いた主要経済体の政策調整枠組みが、世界経済ガバナンスの強化を制度面から支えたことだ。世界経済ガバナンスの強化において、各国間に摩擦や溝があるのは避けがたいことだ。グローバル化の現代、各国は協力によって利益の合流点を探さなければならない。サンクトペテルブルクサミットでG20首脳が協力し、世界経済の強固で持続可能かつ均衡ある成長を共に促すために、より積極的で力強いメッセージを発すると信じるだけの理由が人々にはある。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年8月30日 |