13日午後1時半頃、ワシントンコンベンションセンターの外で、突如怒りのスローガンを叫ぶ声が起こった。多くの人が「無人機による殺人を停止せよ」と書かれた横断幕とプラカードを持ち、デモ行進を行っていたのだ。あるプラカードには、「ボーイングは2011年、議会に544万5586ドルの賄賂を贈った。ロッキード・マーティンは2011年、議会に636万2507ドルの賄賂を贈った」、「無人機が一般人の被害を減らせると思っているのか?第一次世界大戦の死者のうち一般人が占めた比率は40%、第二次世界大戦は60%、ベトナム戦争は70%となったが、無人機による一般人の死亡率は97%以上に達している」と書かれていた。
パキスタン出身の女性は、「米国はパキスタンにおける無人機の作戦で多くの罪なき一般人を殺害した。同展示会に参加している米3大無人機企業は、人殺しの無人機のメーカーだ」と語った。米国は2004年より、無人機を使用しパキスタンの山間部を360数回攻撃しており、3000人余りのパキスタン人の死者を出している。そのうち70%は、女性や児童を含む一般人だ。スーツ姿のリックさんは、「無人機は究極の殺人兵器であり、登場するのは映画だけに留めるべきだ」というプラカードを掲げていた。国防総省の軍需品の請負業者と称するリックさんは、「私の子供はターミネーターが好きで、映画の中には多くのロボットが登場する。しかしこれらの技術は平和目的のみに利用されるべきで、殺人に利用されるべきではない。私たちの次の世代は、無人機が頭上を飛び偵察・監視する光景を目にするかもしれない。このようなシーンを想像すると、どのような感覚に襲われるだろうか?」と述べた。
国連の潘基文事務総長は13日にパキスタンを訪問した際に、米国の無人機がパキスタンを攻撃したことを批判し、「無人機の使用は他の武器と同じように、長期的に存在する国際法(国際人道法を含む)の制約を受けるべきだ。これは国連の非常に明確な立場だ」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年8月16日
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