米国の国際無人機システム協会が主催した「2013年無人機システム展示会」が、13日から15日にかけてワシントンコンベンションセンターで開催され、世界各地の500社余りのメーカーが参加した。現場にはまた、米国の無人機が世界中で無辜の人々を殺害していることに抗議する人々の姿があった。環球時報が伝えた。
米軍が近年、無人機を大量に使用していることを受け、米国の軍需企業は無人機システムの開発に注目している。記者が13日に同展示会を取材したところ、米国の無人機システムは、すでに空中・陸地・水中への進出を実現していることが明らかになった。
ボーイング、ノースロップ・グラマン、ロッキード・マーティンなどの軍需企業は依然として、世界無人機システム開発の主役だ。ボーイングの液体水素を燃料とする無人機「ファントム・アイ」は、2万メートル弱の高空を10日連続で飛行できる。ノースロップ・グラマンは無人艦載機X-47Bを重点的に展示した。同機は空母を拠点とし、海上で情報収集、警戒・監視、偵察活動を継続的に実施できる。ロッキード・マーティンの従業員は、アフガン戦争で使用した「部隊任務支援車両」を紹介した。6つのタイヤを持つこの無人車両は200キロの距離を連続走行でき、内蔵されている運転システムは水・泥・石・砂塵などの熾烈な環境にも対応できる。従業員は「当社は衛星を使い、数千キロ離れた同無人車両を遠隔操作できる。しかし米国防総省が軍事費を削減したことで、同プロジェクトの開発が遅れている」と語った。