インドネシアのマルズキ・アリー国会議長はこのほど、ジャカルタで、「インドネシアと中国の関係は現在、もっとも良好な状態にある。まもなく行われる温家宝首相のインドネシア訪問によって、両国関係が一段と強化され、各分野における両国の協力が促進されていくことを期待する」と述べた。
マルズキ・アリー国会議長は、「2005年に中国の胡錦涛国家主席とインドネシアのスシロ大統領が両国の戦略パートナーシップを確立する共同宣言に調印して以来、両国関係は正しい軌道に沿って急速に発展してきた。両国は互いに尊重し合い、互いに内政不干渉の原則を守り、インドネシアは『一つの中国』政策を一貫して支持してきた。社会、文化の面で、両国関係の発展には大きな潜在力がある。ここ数年、インドネシア政府は春節を法定休日に定めた。これによって、中華文化がインドネシアで広く広がり、両国の民間レベルにおける友好の発展にプラスとなっている。経済貿易関係は両国関係におけるもっとも重要な一部分だ。2010年は両国の経済貿易関係が急速に発展した年であり、双方の貿易額は前年同期より50%増え、400億ドルに達した。温家宝首相の今回の訪問によって、双方が一段と幅広く、共栄を実現する経済貿易協力を達成するよう希望する」と述べた。
さらに、中国訪問を終えたばかりのマルズキ・アリー国会議長は、「現在、インドネシアはインフラ施設の整備に全力を上げている。中国の投資者らがその豊かなインフラ施設整備の経験をインドネシアにもちこみ、インドネシアの高速道路や海をまたがる大橋、発電所の建設を支援することを希望する」とした。 |