胡錦濤国家主席は23日、アジア欧州会議(ASEM)第7回首脳会合に出席するため北京入りした欧州連合(EU)のバローゾ欧州委員長と人民大会堂で会談した。
胡主席は「国際情勢が複雑で変化に富み、世界が多くの試練に直面する中、中国・EU関係の重要性はすでに2者間の範囲を大きく超え、次第にグローバルな意義の重みを増している。中国とEUの戦略的協力の強化は、双方の根本的利益に合致し、世界の平和・安定・繁栄の促進にもプラスだ。現在中国・EU関係は過去を継承して未来を開く重要な発展の段階にある。中国はEUと共に努力し、中国とEUの包括的な戦略的パートナーシップを不断に新たな段階へ押し上げていきたい」と表明した。
バローゾ委員長は「EU・中国関係は戦略的で、力強い、成熟した関係だ。現在世界は金融・食糧・エネルギー危機、および気候変動・貧困・テロの脅威などに直面し、グローバルな対応を迫られている。EUは世界的な金融危機において中国が取った責任ある姿勢を称賛する。中国側と立場を調整し、協力を強化して、国際金融システムの改革、コペンハーゲン気候変動会議での積極的な成果の推進などの面で努力し、全世界の持続的な発展を促していきたい」と表明した。
「人民網日本語版」 2008年10月24日
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